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08 Jun 2014 02:43

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【AKB選抜総選挙】まゆゆ、ついに1位!泣いて笑って6度目で悲願

スポーツ報知 6月8日(日)7時2分配信

◆第6回AKB48選抜総選挙(7日・味の素スタジアム)

 AKB48の37枚目のシングル(8月27日発売)を歌う選抜メンバー16人を決める第6回「AKB48選抜総選挙」の開票が7日、東京・味の素スタジアムで行われ、速報順位2位だった渡辺麻友(20)が史上最多の15万9854票を獲得し、悲願の1位に輝いた。史上初の連覇を狙った指原莉乃(21)に速報発表で1万2000票以上の大差をつけられながら、奇跡の大逆転。過去最多の296人が立候補した総選挙で、ついに悲願の頂点に立った。

 7万人の大観衆は分かっていた。1位の勝ち名乗りが告げられる直前、「まゆゆ」と連呼する地鳴りのような大合唱が始まった。両手で交互に顔を覆っていた渡辺の瞳が、赤くうるむ。昨年まですべての総選挙でベスト5に入りながら、どうしてもたどりつかなかった栄冠。「今までの人生で、こんな素晴らしい景色を見たことはありません」。12歳で加入してから7年半。ステージ最上段に据えられた女王のイスに腰を下ろし、ついに頂点の喜びを実感した。

 昨年は10万票あまりを獲得したものの、指原、大島優子(25)に敗れて3位。一昨年の2位から順位を落とし「1位になることを一瞬あきらめかけた自分がいた」と明かした。しかしファンから「次こそ絶対に1位を目指そう」と直々に鼓舞され、考えを改めた。5月の速報発表で指原に1万2000票の大差をつけられても「まだまだあきらめないという気持ちだった。むしろ闘志が燃えてきた」。長く支えてきてくれたファンとともに、史上最多の15万9854票を勝ち取った。

 昨年の総選挙後には、バラエティー番組で激しいコントに挑戦。極楽とんぼ・加藤浩次(45)から頭にキックを見舞われ、ファンを騒然とさせた。「自分らしさや、素の一面をさらけ出すのは苦手。でもこの1年は、あまり出せない表情を出して、たくさんの方に好きになってもらえるように頑張りました」。センターに固執するあまり二の足を踏みがちだった仕事にも、殻を破ろうと取り組んだ。

 それでも正統派アイドルとしての自負だけは、決して失わなかった。「できないことはないんじゃないかと思うぐらい完璧」と尊敬する大島の振る舞いを観察し、劇場公演やコンサートのパフォーマンスを常に最重視してきた。「自分の信じた道を行き、応援してくださるファンの方を信じてやってきて本当によかった」。直前のシングル曲「ラブラドール・レトリバー」でも自身2度目のセンターに起用され、満を持して臨んだ大一番だった。

 昨年の総選挙以降、篠田麻里子(28)、板野友美(22)、大島と、AKB48をけん引してきたメンバーが次々と卒業。姉妹グループの後輩も台頭する中、常に2、3番手の存在だった渡辺が、初めて万人が認める形で約300人の48グループの頂点に座った。「今まで先輩の背中を見上げて、後をついて行くように活動してきた。これからは後輩が私の背中を見て、この先輩について行きたいと思ってもらえるようなメンバーになりたい」

 ステージに駆け付けた大島から祝福され、花束を受け取ると、「私がAKBを守ります!」と宣言した。前田、大島がつないできたエースのバトンを、まゆゆがしっかりと受け継いだ。

 ◆渡辺 麻友(わたなべ・まゆ)

 ▼生まれ 1994年3月20日、埼玉県生まれ。20歳。

 ▼サイズ 身長156センチ。

 ▼総選挙 第1回から4、5、5、2、3位。

 ▼前髪 左右のバランス、角度などにこだわり、セットに2時間かける。誰にも触らせないとか。

 ▼タカラヅカ好き 小林茉里奈らと「ヅカ部」を結成。宝塚市の宝塚大劇場にも数十回、観劇に訪れている。宙組男役の朝夏まなとのファン。

 ▼ソロ活動 12年に「シンクロときめき」でソロデビュー。これまでシングル4枚発売。

最終更新:6月8日(日)8時20分

スポーツ報知

 

渡辺麻友

タレント・歌手・アーティスト 渡辺麻友(ワタナベマユ)
誕生日:1994年 03月26日
星座:おひつじ座
出身地:埼玉
血液型:AB

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