川栄「欠席」予定も志願の登場　事件には「神様がカツ」

＜ＡＫＢ総選挙＞会場に駆けつけ、あいさつをする１６位の川栄李奈

　◇ＡＫＢ４８第６回選抜総選挙　（２０１４年６月７日　味の素スタジアム）

　先月２５日の握手会での殺人未遂事件で負傷したＡＫＢ４８の川栄李奈（１９）、入山杏奈（１８）はそれぞれ１６位（選抜入り）、２０位。イベント前には「欠席」とアナウンスされていた川栄は自らスタッフに志願し、事件後初めてファンの前に姿を見せた。

　川栄はステージに泣きながら登場。右手に巻かれた包帯はレインコートの袖に隠れていた。

　速報が４５位だったことについて「その日から毎日毎日くよくよして、毎日毎日泣いていた」とつらかった胸の内を吐露。その後に起きた事件に触れ「神様がカツを入れてくれた気がした。自然とやる気が出た。こんなところで止まっていられないと思った」と話した。初の総選挙での選抜入りに「私のピンチを皆さんがチャンスに変えてくれた。何があっても負けずに頑張っていきたい」とファンに向かって深く頭を下げた。

　イベント終了後には、中継したフジテレビの特設スタジオで大島優子と同席。大島から「こうして隣で元気でいてくれることがうれしい」と声を掛けられた。

　入山は治療中で、医師から外出を禁止されているため、電話でファンにあいさつし、「ご心配を掛けてすみません。きょうは行きたかったけれど、大事を取ってお休みさせていただきました」と説明。「今回の件で悪く言われることもあるかもしれませんが、私を支えてくれているのは間違いなくＡＫＢのファンです」と話した。

　事件の時、同じ握手レーンにいた倉持明日香（２４）、高城亜樹（２２）、大島涼花（１５）も全員ランクイン。倉持は「東京五輪までは結婚しないので、ついてきてください」とアピールした。