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08 Jun 2014 02:04

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新「神7」形成、姉妹グループ・若手躍進=「分岐点」のAKB総選挙を総括

時事通信 6月8日(日)3時31分配信

 渡辺麻友が念願の1位に輝いたAKB48の「第6回選抜総選挙」。今回は5月に公表された「速報」の上位7人が、最終結果でもそのまま7位までに入り、新たな「神7」が形成された感がある。また、16人の選抜メンバーの半数を占めた姉妹グループの勢いが一段と増し、前年の圏外からランクインした若手も例年以上に目立っていた。AKB48の発足から9年目を迎え、グループは一つの「分岐点」(総監督の高橋みなみ)に差し掛かっているようだ。

AKB総選挙、1位は渡辺麻友=指原莉乃、連覇ならず

 今回の上位7人は、▽1位・渡辺▽2位・指原莉乃▽3位・柏木由紀▽4位・松井珠理奈▽5位・松井玲奈▽6位・山本彩▽7位・島崎遥香−という顔触れ。得票数を見ると、上位3人は10万票を超え、柏木は9万票余りと、この4人の強さが際立っている。また、続く松井玲から7位の島崎までは6万票台後半で一群を成す一方で、島崎と8位の小嶋陽菜の間には5000票近い差があった。今後、今年の上位7人は高い人気を維持しそうな勢いを感じさせた。
 今年の総選挙には総勢296人が立候補し、開票イベントで上位80人までが発表された。このうち、姉妹グループのメンバーに乃木坂46の生駒里奈を加えると49人。内訳を見ると、SKE48が22人を占め、人気の高さを見せ付けた格好だ。昨年(発表は64位まで)は6人だったHKT48は、指原莉乃や初の選抜入りを決めた宮脇咲良ら計13人となり、躍進ぶりを印象付けた。
 AKB48に目を向けると、人気メンバーの卒業が相次いでいることもあり、選抜入りしたメンバーは昨年より2人減って7人に。それでも28位の高橋朱里、32位の加藤玲奈、36位の小嶋真子ら、若手を中心に初めてランクインしたメンバーは10人に上った。前回45位の武藤十夢も24位に順位を上げており、世代交代の進展をうかがわせる結果になった。
 開票イベントの終了後、1位になった渡辺はAKB48グループが目指す方向性として、「よりアイドルらしいグループにしていけたら」と見据えた。親しみやすい個性の指原がセンターを務めた後、正統派アイドル路線を歩む渡辺が1位になったことで、当面はアイドルグループとしての「王道回帰」が図られることが予想される。
 5月に発生した握手会での襲撃事件は、この日の開票イベントにも影響を及ぼした。入場口では手荷物検査が行われ、金属探知機も設置された。負傷した川栄李奈は選抜に入り、ステージで「これから何があっても何にも負けずに頑張っていきたい」などとあいさつした。
 事件をめぐっては、高橋みなみが「AKBが終わっちゃったと思いました」と振り返り、小嶋陽菜は「(AKB48からの)卒業を発表しようと思ったけれど、(事件を受けて)もうちょっとここに居て、できることをやろうと思った」と告白。柏木は「握手会はパワーをもらえる特別な場所。(ファンの)皆さんと直接触れ合える場所をなくしたくない」と語った。こうしたスピーチからは、メンバーが事件と真剣に向き合い、今後を模索している様子が伝わってきた。

最終更新:6月8日(日)9時37分

時事通信

 

渡辺麻友

タレント・歌手・アーティスト 渡辺麻友(ワタナベマユ)
誕生日:1994年 03月26日
星座:おひつじ座
出身地:埼玉
血液型:AB

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