大久保貴裕
2014年6月8日03時00分
音楽と読経を織り交ぜ、世界平和や災害復興などを祈る「音禅法要」が7日、大徳寺(北区)の法堂で営まれた。宗教や宗派を越えた祈りを捧げよう、と2005年から毎年開かれており、過去にはパリの修道院などでも営まれた。
僧侶たちのお経が低く響くなか、世界的な打楽器奏者ツトム・ヤマシタさんらが石の筒や板を組み合わせた打楽器「サヌカイト」や石笛、尺八などを演奏。同区の「今宮やすらい会」の約20人は、「京の三奇祭」の一つ、やすらい祭りの踊りを奉納した。
法堂では、音に共鳴する「鳴き龍」で知られる狩野探幽の天井画の修復が昨秋に終わった。約400人の参列者は、舞い戻った龍の鳴き声と共鳴する荘厳な調べに耳を澄ませた。(大久保貴裕)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!