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【ゴルフ】

プロ4年目の大田和 ツアー初の首位

2014年6月7日 紙面から

◇日本プロ選手権日清カップ<第2日>

 ▽6日、兵庫県西脇市、ゴールデンバレーGC(7233ヤード、パー72)▽曇り、気温23・6度、風速1・3メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽143選手▽観衆3501人

 5位から発進した新鋭・大田和桂介(25)=麻倉GC=が、6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算6アンダーに伸ばし、金亨泰(キム・ヒョンテ)=韓国=と並んで、自身ツアー初の首位に立った。1打差の通算5アンダー、3位には前日首位の谷口徹(46)と手嶋多一(45)=ミズノ=ら4人がつけている。

 17番で1メートルのバーディーパットを沈めた大田和。最終18番パー5では第2打をグリーン左手前のラフに入れたものの、第3打でピンそば20センチにぴたり。楽々バーディー奪取で首位タイに立ち「えっ、そうなんですか。今知りました。ラウンド中は意識するので考えないようにしました。一生懸命やりました」と、多くの報道陣に囲まれ緊張気味に答えた。

◆パットに安定感

 25歳の大田和の特徴は長尺パターの使用。「学生時代からです。(08、09年の)日本学生を連覇しました。安心感があります。昨日は3パットが1回ありましたが、今日はないです」。今大会2日間合計の平均パット部門で2位につける健闘が首位取りに奏功した。

 10年にプロ転向し、11年にツアーデビュー。昨年まで12試合に出場し予選通過は3試合。今季初のツアー出場を果たした今大会は予選会からの参戦で見事、初の首位に立った。前週の米ツアー、メモリアルトーナメントで優勝を飾った松山英樹とはJGAのナショナルチームで共に戦った仲。「3歳年下ですが、世界で活躍できるのはすごいと思った。自分もやるぞ!という気持ちです」と刺激を受けている。

 2日目を首位で折り返して残るは2日間。「決勝ラウンドだからと特別に考えないで、自分はチャレンジャーなので、欲を出さずに目の前の1打を一生懸命打つことです。自分に負けずに、攻めに行く気持ちを忘れずにやりたいです」。若武者が国内メジャーの頂点を見据えた。 (櫛谷和夫)

 

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