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【プロ野球】

能見、4戦連続2桁奪三振 セ・タイ記録も報われず

2014年6月7日 紙面から

先発し力投する能見

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◇オリックス4−3阪神

 オリックスが逆転勝ち。0−3の8回、内野ゴロで1点を返し、T−岡田の7号3ランで試合をひっくり返した。その後は平野佳らの継投で1点差を守った。阪神は継投が裏目。8回途中で能見を救援した福原がつかまり、2敗目。

    ◇

 勝利は逃したが、阪神の能見は持ち味を発揮した。7イニング1/3を投げ10個の三振を奪い、4試合連続2桁奪三振のセ・リーグタイ記録を達成した。

 「いっぱいいっぱいになった」。左腕がこう振り返った8回までは、今季4度目の中5日にもかかわらず、オリックス打線を寄せ付けなかった。中西投手コーチが「まっすぐも変化球も、コンビネーションもよかった」と安心していた内容で、1回は糸井、ペーニャを連続三振。2回もT−岡田、縞田を立て続けに空振り三振に仕留める。5回にも伊藤、安達の下位打者からしっかり三振を奪うと、6回には、この日一番の見せ場をつくった。

 無死一塁で、糸井から三振、ペーニャに初めての四球を与えるも、坂口を変化球で、T−岡田は真っすぐでいずれも見逃しの三振とする。7回、先頭の代打・中村も空振りとし、10個目。セ・リーグでは71年の江夏(阪神)、94年の紀藤(広島)、95年のブロス(ヤクルト)と肩を並べ、91年の野茂(近鉄)が持つプロ野球記録の6試合連続に挑む資格を得た。

 8回、1点を失ったところで、福原に後を託したが、その福原がT−岡田に逆転3ランを浴び、試合をひっくり返された。3日の楽天戦に続き3点リードを守れず、継投での逆転負けに和田監督は「すべてはオレの責任」とナインをかばった。エースの快投を生かせなかった痛恨の敗戦でチームは交流戦7カード、リーグ戦から数えて10カード連続で連戦の初戦黒星となった。 (中山隆志)

 

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