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【プロ野球】

楽天、2011年以来の借金10 鬼門ナゴヤドームで8連敗

2014年6月7日 紙面から

◇中日5−1楽天

 中日が快勝。2回に平田の左前打と堂上直の右犠飛で2点を先制。5回に1点を加えると、7回にはエルナンデスの適時打などで2点を奪い、突き放した。雄太は6イニング1失点の投球で今季2勝目。楽天は今季最多の借金10となった。

    ◇

 打開策はないのか−。迫力も工夫も欠くイヌワシ打線は6回に1点を返すのが精いっぱい。鬼門のナゴヤドームで8連敗を喫し、ついに借金は休養中の星野監督が就任した11年以来となる「10」の大台に達した。

 「残念でした」。佐藤監督代行が深いタメ息をつく。嶋をプロ入り初の一塁でスタメン起用し、2番に据えたオーダーも機能しない。後手に回って、押し切られる負けパターンは払拭(ふっしょく)できなかった。

 チーム状況を象徴する場面があった。2回無死からジョーンズが四球を選ぶ。続く5番の牧田に対するベンチの指示は送りバント。ファウル、見逃しで追い込まれ、強攻に転じた結果は最悪の三ゴロ併殺。佐藤監督代行も「ずっとこんな感じ」と嘆くしかない。

 手堅く攻めることも1つの策。ただ、序盤に中軸が送りバントを試みた上で点を奪えないという展開は、自軍の投手に重圧を与える要因にもなりかねない。嶋は「1つのボールに集中するとか、当たり前のことをやらないと」と危機感を募らせた。昨季王者は深い闇の中にいる。 (井上学)

 

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