洞口処分を弾劾する! 7・7緊急抗議集会へ!!

 2010-07-05
洞口朋子くん(社会科学研究会)
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■学祭規制のための処分を許さない!

経済学部教授会による処分を絶対に許さない。
すべての法大生は今こそともに声をあげよう!
7月7日の緊急抗議集会に集まろうと訴えます。 私が学祭規制に声をあげ、ビラをまき、学生と討論したことが処分の理由となっています。
7月9日の全学説明会の前に私を処分して大学から叩き出し、学祭実は規制を学生にのませようとしていることは火を見るよりも明らかです!
私を処分してまで強行される「学祭規制」とは何なのか?
学生の味方面した学祭実を絶対に許してはいけない。
7月9日の全学説明会で徹底弾劾の声を叩きつけよう!


■学生は仲間のために声をあげている!

私への処分にたいして多くの法大生が「反対」の声をあげている。
「洞口さんは授業妨害なんてしていない」というクラス決議もあがっている。
それにもかかわらず、法大当局は学生の声をとことん無視して、処分の理由もすべてでっちあげて私への処分を強行した。私は何よりこのことが許せない!
こんな腐った奴らの作った「規制」や「ルール」が、学生の「自主」や「自由」にとって必要であるはずがない!
法大生は今こそ1つになって、私たちの的である当局や学祭実に反撃を叩きつけよう!
それこそが学祭規制を撤廃し、自主法政祭を学生の手に取り戻す力だ。


■法大生の力で大学を変えよう!

法大当局はこれまでもことごとく私たち学生の声を無視してきた。
ピロティ下の机が突然消えたことも、学祭規制の強化も、私への処分も、学生は誰一人認めてなんかいない。
それにもかかわらず、当局は「施設管理権」を振りかざし、学生を黙らせてきた。
これが大学なのか。
しかも、今や学祭実は完全に当局に加担している。
法大生は、自主法政祭を法大当局(学祭実)に頼ることなく運営できる存在だ!
これまでだってすべての責任をとってきたのは学生です。
逆に当局は、「規制」以外は何もしていない。
学生にはとことん予算をケチる一方で、法大は学費を使ってマネーゲームをやっている!
この大学のあり方を変えようと声をあげたら処分。
もう我慢の限界だ!
今こそ大学を学生の手に取り戻すために、学生は行動に立ちあがろう!
私たちの敵はひとつだ。
団結して闘おう!


齋藤郁真くん(文化連盟委員長)
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法大生のみなさん!
先週金曜日に行われた経済学部教授会によって洞口さんへの処分が決まったようです!
みなさんは中国や北朝鮮の社会体制をテレビで見て笑ったり憤ったりしたことはあるでしょうか?
あれらの国が滑稽に見えるのはすべてお上がモノゴトを決めているにも関わらず、国民は文句ひとつ言わず国家を崇拝しているからです(実際は違うかもしれませんが)。
そして文句を言えば(いろんな意味で)ボコボコにされる場所だからです。
今の法政大学はこれとまったく同じ構造なんじゃないでしょうか?
学祭規制に一番反対してきた洞口さんが「そういう内容のビラをまいていた」から監視され、さらにはそれを「授業妨害」に仕立て上げられて処分される構造は同じなんじゃないでしょうか?
起て、学徒よ! 共に闘おう!


恩田亮くん(文化連盟副委員長)
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洞口さんはビラをまき、演説をし、政治討議を呼び掛けた罪で処分されました。これはつまり、民主主義の否定以外のなにものでもありません。全く正当性のない処分を、こともあろうに教授会が決定したというのだから開いた口が塞がりませんね。理事会に刃向かったから処分されたと、本音を言っているようなものです。
教授のくせに20歳そこそこの若者を納得させる言辞を弄すこともできないのでしょうか。あるいは学生を舐めていて、端から説明を放棄しているのかも。

さて、当局がムキになって学生から政治を奪おうとするのには理由があります。彼らは今の快適な体制を壊されたくないのです。毎年学費が上がる学費スライド制や、学生を完 全奴隷化した当局主導の組織体制=CSKをはじめとする学内組織などによって、1千万を超える年収と決して脅かされることのない盤石の地位が成り立っているのです。
CSKは当局が投げるわずかなパンくずが惜しくて、決して対立姿勢を示そうとはしません。それどころか、率先して当局の意をくみ、学生を統治しようとするでしょう。
ところが、学生運動が出現したらどうなるか。当然のごとく、財界人を気取った理事会は批判の対象になり、学生の承認を欠いた学費スライド制等の諸規則は否定され、教室や研究室で偉そうに正論を語る教員たちは、その行動や言動から審判の的になることでしょう。理事の俸給、教員の給与も追及されます。もとはと言えば 、原資は我々の学費だからです。
そしてわが世の春を謳歌することはできなくなるでしょう。そうなるのを予防するために学生運動は古いと喧伝し、犯罪だと叫び、見せしめ的に処分・逮捕を乱発し、学生運動を解体して、若者から政治を奪うのです。
つまり、洞口さんへの処分は我々学生全般への恫喝であると言えます。大げさだとか、飛躍しすぎと言う向きもあるでしょう。

かつて2004年、学生会館が解体された時、いずれは飲酒規制にいきつくという声も「大げさ」という火消しにあいました。だが現実には飲酒規制に至っている。全ての規制は攻撃であり、攻撃は明確な目的の下に一貫して完遂されます。
今こそ我々は学生運動を復活させ、学生の手に政治を取り戻さなければなりません。クソ高い学費や監視カメラだらけのキャンパス、酒の飲めない大学は変革できます。みんなでぶつかれば簡単に体制は崩壊します。
さあ一緒に行動しよう。まずは洞口さんへの処分を弾劾することからはじめよう。ぜひ署名をしてくれ!


増井真琴くん(文化連盟企画局)
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今回の処分問題で文化連盟が問いたいことはただ1点。
洞口さんへの新たな処分はフェアなのかフェアではないのか?、ということです。
仮にうちの洞口が法大生の皆様に、あるいは万国プロレタリアートの皆様に取替えしのつかないご迷惑をおかけしたとしましょう。
例えば理事会連中をたらし込み学費を今以上の額にするようけしかけた、とか、例えば試合直前 の本田選手の飲み物に下剤を混入してしまった、などといった場合です。
こういった場合、洞口さんが退学処分になることは仕方がない。
洞口さんが行ったことは反革命的な悪行ですから退学どころか市中引き回しの末獄門打ち首になったところで文句は言えない。

しかしながら今回洞口さんが徹底査問されている罪状は「ビラまき」です。

彼女は2種類のビラをまいたことで法政大学の学籍を剥奪されようとしています。
1つは今年の2月5日朝、新入生を対象に1時間弱配布したビラ。もう1つは先月6月10日1限前、担当教授ならびに当該クラスの許可を受けて某クラスで10分弱配布したビラ。
私たちはビラをまいただけでの停学・退学など「やりすぎ」以外の何者でもなく到底フェアではない、と考えます。
洞口さんへの新たな処分を撤回させよう。


キャリアデザイン学部3年生(匿名希望)
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洞口さん!!大変でしょうが、頑張ってください!!私も絶対に許せません!!闘いましょう!!応援してます!!


法学部2年生(匿名希望)
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処分される詳しい事情等がまだいまいちよくわかりませんが、大学側ももう少し学生の意見を聞いてみてもいいのではないでしょうか?


キャリアデザイン学部1年生(匿名希望)

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身元も明かせないような警備員が果たして正当な行為を行っていると認められるべきだろうか。
自分の都合の悪いサークル団体や生徒を追い出すのは、思想の自由を侵害する行為であり、ファシズム的で決して許されることではない。
洞口さんの行為が授業妨害だというならば、具体的にどのように授業妨害の被害にあったのかという証拠を明確化にした上で、処分の決定会議を公で行うべきだ。
大学という、生徒が自由に活動できる場所としての本来の目的を大きく外れ、情報の公開を義務付けられた法律も守れない大学が、法人とUniversityを公然と名乗り、「自由と進歩」を謳う資格はない。


国際文化学部1年生(匿名希望)
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学祭及び学祭における規制に対する批判・反対の趣旨を述べたビラを配った事を咎められた。
これは「学祭規制反対」に対する大学側の捉え方の問題でしょうか。
私からすればより良い学祭を造り上げる上では賛成・反対の意見は両方とも必要不可欠な様に思えます。
批判や反対をする人達が必ずしも「学祭なんかぶっ壊してやる」「学祭実の奴らを困らせてやろう」という意地悪な気持ちを持っているとは思えません。
むしろ「より良い学祭」を創りたいからこそ問題だと思うところを批判するのだろうし、その結果悪い部分が改善されて初めて学祭の主役である学生から賛成の声が上がるのでしょう。
私はそれが学祭創造のあるべき姿だと思いますし、だからこそ今回の洞口さんの処分理由に「学祭に批判的なビラ配り」が含まれていた事にはまったく理解が示せません。
ビラ配りにしても彼女は他の生徒の抗議の邪魔にならぬようにと必ず講義開始前までには配り終えさせています。当たり前ですが配るだけです。
他のサークルさんの勧誘と同じ様にやっています。
それのどこが問題かを大学側はどんな形であれ、はっきりと提示すべきだと思います。


人間環境学部1年生(匿名希望)

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「HOUSEI UNIVERSITY」当然、「法政大学」の英語表記である。では、UNIVERSITYとは何か?
UNIERSITAS、ラテン語のこの単語が語源となっており、「学生によって運営される形式の大学」という意味を表している。
UNIVERSITYを名乗る以上、「学生による自治が存在しなければ」ならないはずである。

だが、今はどうか?

学際実の前で「自治とは何か?」「施設管理権を認めたら、自主性が奪われるのではないか?」と疑問を提起した洞口さんに処分が下ろうとしている。
キャンパス内でビラまきしていたOBを、大学職員を名乗ったジャージ軍団が殴り倒す(2009 年6月9日付のジャパンタイムズに載りました)。
これで、「民主法政」などと言っているのだ。
とんでもない、この状態ではもはや民主ではなく、法大当局が今行っていることは、彼の大虐殺王、A.ヒトラーと同じである。
ところで、洞口さんへの処分が決定されているらしい。
その理由は「6月10日、1限の人間環境学部の授業を妨害した」というものだそうです。
だが、この事実をそのまま鵜呑みにするのは少し早い。
私もその授業にいた者ですから、「少しおかしい」と思うところがあるのです。
まず、彼女は必ず先生が来るとすぐに帰ってゆく。
この事実は、その授業に参加している学生たちに聞いたら「YES」としか答えられないだろう(知らんと言う人もいるかも知れんが)。

では、6月10日はどうであったか?

当局の職員が3人やってきて彼女を引きずり出していったところを私は見ていた。
授業時間開始前の出来事でした。
その後、授業は何事もなく平然と行われていた。
また、当該授業の教授が「授業妨害はなかった」と言っているのに、当局側は彼女を処分しようとしている。

そう考えれば、結論は一つ。

洞口さんへの処分は、不当であるのではないか。
情報を集め、少し頭を使えば、分からないようなことでもわかるようになるものだ。
学生の仕事は、「今、普遍的に見える現象」に、疑問のメスを入れ、その疑問を自分、そして仲間たちと討論して、自分たちにあるべきあり方を自分なりに解明することである。
法政大学は、今、これが欠けている。
自分たちの都合に良い教育や規則を押し付け、従わない者には弾圧を加える。まるで発展途上の、開発独裁国のようだ。
だが、弾圧によって人を従わせようとしても、無駄なことである。
弾圧された人間は、確実に支配者には従いたくなくなるものだ。
起て、全国の学生よ。革命を勝ち取れ。


国際文化学部1年生(匿名希望)
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みなさん。また一つ法大当局が学生に不当な弾圧を加えました。
6月10日、あるクラスで授業前に学祭規制反対のビラを配っていた事実を持って授業妨害として洞口さんに処分を下されたのです。
もちろん、この処分理由にはいっぺんの正当性もありません。
なぜなら第一に、妨害も何もビラを配っていたのは授業前であること、第二に当該クラスの教授が「彼女は授業妨害などしていない、彼女は処分しないで欲しい」と訴えていること、第三に当該クラスの誰もが「授業妨害など無かった」といっており、それどころか、逆に「処分反対」のクラス決議まであがっているということです。
さて、法大当局がいかなる意図を持って今回の処分を下したのかは明らかです。
全学説明会に洞口さんをださせない、この一点を持って法大当局は臨時教授会を開き、でっち上げの「授業妨害」を作り上げたのです。

学生のみなさん。今こそ声を上げましょう。

法大当局はあらゆる学生の普遍的利害を侵害しています。
ならば我々学生はその全結集で持って奴らの「営業権」を侵害してやろうではありませんか。
学生の怒りを、多数者の怒りを見せつけてやろうではありませんか。
是非7・7集会に結集を。 
ともに法大解放のため頑張りましょう。



7・7洞口処分緊急抗議集会

7月7日 (水)12:40~正門前集合

コメント
洞口さんへの処分は
本当に許し難いし撤回させなければならないと思います。

一年生の人達が法政大学の
この異常な状況を目の当たりにして
「おかしい」と声を上げるのは
至極当然だと思います。

ただ、この法政大学の状況を変えていくために
共に声を上げていかなければならないのは、
「全学連」やその母体である「中核派」では
決してありません。
法政の門前で演説はするけど
自分の大学ではほとんど何もしてこなかった
他大に学籍があった方々や、
30代になってしまった元地方の中核派拠点大学の出身の方々など、
社会に対する変革を声高に叫んでいるけど
実質彼彼女らが考えている事は
自分たち「党」の拡大しか
目標にしかないのです。
新しく関わった人達を結局「駒」としてしか見ていないのです。

確かに一年生の皆さんから見たら、
法政大学の異常な状況について
考えさせられるきっかけになったと思います。

では、この法政大学の異常な状況を変えていくために
本当にしなければならない事、
一緒に声を上げるべき人達は
学内にいる法大生だと思います。
例えば少し前では飲酒規制、現在直面している問題として
ピロ下の机撤去に関して
地道にだけど
【2010/07/05 13:23】 | 宇宙の祭典 #pfZ4JJZE | [edit]
アレーッ、増井真琴氏の左隣にいる目隠しした方は、ブント「統一委員会」の学生ではないかな?
【2010/07/06 09:41】 | #- | [edit]
又、ナベさんか!ナベさんの「反中核派」は鼻につく。そのネタは「2ちゃんねる」で言い尽くされている。
加えて、「日共」に投票するとのこと、矢部さんらしいネ。
日共は租税の本質と消費税の攻撃性格を見失い軍事費を削り減税せよと改良の夢を振りまいている。
 租税の本質と消費税のファシズム的性格を暴き階級的労働運動こそが賃労働と租税を撤廃する唯一の道であると訴えたい。

 
【2010/07/06 16:24】 | ブント主義 #- | [edit]
「実質彼彼女らが考えていることは『党』の拡大しか目標にないのです。新しく加わった人たちを結局『駒』としか見ていない。」
 全く、主体性がない「批判」だね。実存主義だよね。主客の弁証法を否定している。怒りが打倒すべき対象を把握することができること、そして怒りがまさに対象が呼び出すものであることを否定し主体の当為を存在の本質から離れた所に求めている。
 法大の対象的本質が、怒りを呼び出し怒りが変革意志を高め、変革意志が実践を通して打倒すべき対象を把握するという弁証法的発展が判ってない。
 
【2010/07/08 11:28】 | ブント主義 #- | [edit]
『レーニン帝国主義論』その①
 レーニン『帝国主義論』の理論的実践的意義は意義とは何か?
 第一は産業資本主義段階のカール・マルクスの「世界恐慌を世界革命へ」という革命戦略を帝国主義段階の「帝国主義戦争を内乱へ」という革命戦略へ発展させる理論的基礎を構築したことにある。つまり市場分割戦と不均等発展に規定された帝国主義戦争の不可避性の解明と交戦列強のいずれの側から見ても
侵略戦争であるという帝国主義戦争の政治性格の解明を通し「帝国主義戦争を内乱へ」という自国帝国主義打倒の革命戦略を確定したことである。
 第二は帝国主義の政治的特性が「資本輸出」に基づく侵略と民族抑圧と領土併合であることを解明することによって民族問題が帝国主義の支配的抑圧民族の排外主義と植民地従属国の被支配的被抑圧民族の民族自決とに真っ二つに分裂して闘争すること、だから帝国主義の労働者階級には「戦争の大義」正統性が一切ないことを明確にした点にある。
 第三は労働運動を分裂させる労働貴族の日和見主義と労働者を「祖国擁護」と戦争協力に引き込む社会民主主義、右翼社会民主主義、帝国主義社民の社会排外主義の経済的基礎が寄生的で腐朽した帝国主義の超過利潤にあることを暴きだしたことである。
【2010/07/08 16:48】 | 法政大学・宇野弘蔵先生を偲ぶ #- | [edit]
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【2010/07/09 10:26】 | # | [edit]
レーニン「帝国主義論」③
 レーニンは一章から六章で帝国主義の世界史的な現象の経済的基礎がどこにあるのかを鮮やかに解明して見せた。
 一章では自由競争に基づく生産の集積から独占体が発生する必然性を例証しこれを資本主義の現在的な発展段階における法則として規定した。
 二章では独占体の形成過程において集積された銀行が生産と固く結合し産業資本を銀行に従属させる役割を分析し銀行の発展の最後の言葉は独占であると規定した。
 三章ではこの両者の融合と癒着が金融資本の発生史であり金融寡頭制の根拠であることを論証している。
 四章では独占資本の形成が膨大な過剰資本を発生させるので産業資本主義の商品輸出に代わって資本輸出が典型となることが実証される。
 五章では資本と生産との世界的集積の新しい段階として資本家団体間の世界の分割を捉える。つまり各国の独占体が資本輸出を武器として資本と力に応じて世界市場を分割し植民地と領土を拡大する必然性が解明される。
 六章では列強間の市場分割戦が既に分割されつくした領土の再分割であるが故に死活をかけた闘争、戦争になることを史実で例証する。
 七章では「資本主義の特殊な段階としての帝国主義」を総括し、もっとも簡単な定義を与えれば「帝国主義とは資本主義の独占段階である」と規定したうえで五つの基本的指標、メルクマールを次の如く提起する。つまり①生産と資本の集積②金融寡頭制の成立③資本の輸出④国際的資本家団体の世界分割⑤列強の世界分割の完了という五指標である。
【2010/07/09 13:41】 | 法政大学・宇野弘蔵先生を偲ぶ #- | [edit]
レーニン『帝国主義論②』
 1873年から1896年の23年間にわたる大不況は過剰生産恐慌が十年周期で爆発する産業資本主義時代の循環を変え重工業に巨大企業を創出し独占を形成した。
 カール・マルクスは資本の内在的法則が独占に導くことを『資本論』で喝破し産業資本主義の歴史的変容を感知したが1883年帝国主義段階の開幕を見ずに永眠した。
 1900年から1903年の恐慌は英米独仏に独占資本主義を確立し世界資本主義の帝国主義段階への世界史的移行を完成させた。
 帝国主義の成立は変革対象の法則的解明と新たな世界革命戦略の確定を要請した。
 ホブソンの『帝国主義論』もドイツ社民党の理論家・ヒルファーディングの『金融資本論』も、一変した世界の運動法則を解明して革命戦略を導くことはできなかった。
 1914年第一次世界大戦が勃発するや、ドイツ社会民主党の幹部や労働貴族はプロレタりア国際主義の旗を投げ捨てて「祖国擁護」に転落し労働者を社会排外主義に引き込んだ。カール・カウツキーは『民族国家、帝国主義国家、国家連合』が理論的根拠であった。
 1916年、亡命中のレーニンは、この要請に応えるべく『帝国主義論』を
執筆した。
【2010/07/09 14:09】 | 法政大学・宇野弘蔵先生を偲ぶ #- | [edit]
          レーニン『帝国主義論④』
 続いてドイツ社民党理論的指導者のカール・カウツキーの超帝国主義論の批判に移る。
 カウツキーは「帝国は経済の一局面あるいは段階と理解すべきではなく金融資本が好んで用いる一定の政策と理解しなければならない」と声明し他方で「純経済的見地からすれば資本主義が超帝国主義の段階を通ることはあり得ないことではない」と言明した。
 カウツキーの超帝国主義論は全世界の帝国主義の闘争ではなく、資本主義の下での戦争の廃止の段階、「国際的に結合した金融資本による世界の共同搾取」段階に外ならなかった。
 レーニンは不均等発展と列強間の抗争を事実で例証し「力関係が変化した場合資本主義の下では矛盾の解決は力による以外に何に求め得ようか」と述べ帝国主義戦争の不可避性を結論付けた。
【2010/07/09 14:33】 | 法政大学・宇野弘蔵先生を偲ぶ #- | [edit]
レーニン『帝国主義論⑤』           

八章では「帝国主義のもっとも奥深い経済的基礎である独占」が帝国主義の寄生性と腐朽を生むことを実証する。
 つまり最大の利潤貯水池である植民地から収奪する超過利潤で「帝国主義はプロレタリアートの上層を買収する経済的可能性を造りだし、これによって日和見主義を培養かつ形成し強固にする」「日和見主義は幾多の国で最後的に腐敗し排外主義としてブルジョア政治と完全に融合した」と排外主義と日和見主義の物質的基礎が超過利潤にあることを暴きだした。
 九章では帝国主義の政治的特質が資本輸室に基づく侵略と民族抑圧および不均等発展に基づく戦争にあるので超帝国主義論を主張する者は「社会帝国主義者」(口先の社会主義者・行動の帝国主義者)になるのだと断定する。どこぞの(法大)の「学者」と同じ。
 十章では帝国主義の歴史的地位を死滅しつつある資本主義と規定する。つまり寄生的で腐朽化した帝国主義は超過利潤で労働者階級を買収して帝国主義戦争に突入し死滅する資本主義である。だが帝国主義を葬るには労働貴族を葬らねばならないと。
 本稿は法大の闘う学生が『資本論』『帝国主義論』の要点を掴む指針になれば本望です。不十分ですが。なお私は1975年に法大法学部法律学科を卒業しました。
                               終
【2010/07/09 15:14】 | 法政大学・宇野弘蔵先生を偲ぶ #- | [edit]
>なお私は1975年に法大法学部法律学科を卒業しました

法政の法学部はレーニンを講義するんですか!初耳ですネ
【2010/07/13 01:23】 | #- | [edit]
法政大学・宇野弘蔵先生を偲ぶさんのコメントに刺激されてさしぶりにコメントします。

なお、しつこい馬鹿ウヨのコメントがつけられてくるでしょうが一切無視します。

宇野先生の業績をたたえて私は『宇野理論研究会』いいかえるならば、社会科学研究会のサイトを運営していますので、遊びにいらしてください。
http://6614.teacup.com/uno/bbs

さて、宇野経済学とわが法政大学の関係はとても重要で、法政大学経済学部が今日の形を形作る意味において宇野先生を法大に向かいいれた経緯を説明しなければなりません。

ちなみに、金子勝慶応大学経済教授は、もともと法大経済の教員であり、東大時代は宇野経済学で博士号をおとりになられた方でもあります。

いわば、法大は宇野経済学の拠点だといいかえてもよく、現在も宇野経済学の立場の経済学部教員の方が多数在籍されています。

しかし、今日法大で宇野経済学が浸透したのは、簡単なものではありませんでした。
【2010/07/17 13:44】 | 日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合 #- | [edit]
というのも、東大経済は宇野先生の奮闘によって拠点化していましたが、そのほかの大学では日本共産党の影響を受けた、「マルクス主義経済学」いいかえると講座派の流れを受ける「正統派マルクス経済学」が幅を利かせ、当時の法大経済は、日本共産党系の教員たちが主流をなしていたため、宇野先生が経済学部教授になるのを嫌がり反対したため、仕方なく宇野先生は法大社会学部応用経済学科の教授として採用されたという経緯があるからです。

現在、社会学部応用経学科はなくなりましたが、宇野先生の理論は法大経済学部に生かされ、宇野先生のお弟子さんを中心に現在もなお宇野先生の段階論は法大で教えられているわけです。

さて、そんな法大ですけれども、宇野先生のお弟子さんのお一人である鎌倉隆夫先生もかつて法大で教鞭をとられ、シラバスにはレーニン『帝国主義論』が金融資本論・独占資本論として参考文献として掲載されていたことさえあります。

しかしながら、中曽根政権時代、その新自由主義政策と国鉄民営化を批判する著作が法大出版局から出され、当時の法大経済学部の宇野経済学の立場を維持する選りすぐられた教授たちの分析がしたためられた著作がありましたが、小泉郵政選挙以降、突如として絶版扱いとされています。

法大が今日のような路線を敷いていくのと軌を一にして、新自由主義批判本を絶版にしたと断言してよいと思います。

つまり法大理事の一人には、笹川財団の統一教会系似非右翼を理事につけ、今日のような現状になってしまったわけですが、ようは新自由主義に屈伏したというわけです。

いいかえならば、大学改革と教育基本法改悪に屈伏し、改憲情勢に対して屈服したわけです。

小泉→安倍政権という超右翼・極反動の荒しのなかで、法大は新自由主義に屈伏したわけです。

その現象的意味合いとして、監獄のような校内の異様な監視カメラの設置という具合になったわけです。

法大の学生自治つぶしと公安警察の弾圧は、すべて脈略は一致しており、たばこ規制・環境美化運動から、今日の監視カメラの設置に至る背景と軌を一にしており、それらは石原都政のもとによる警察行政の強化と方針に基づいていると断言しなければなりません。

この実態は、有事法制・国民保護法の法制化と共謀罪新設というなかで具体化されてきたものと断言できます。

とりわけ、法大がこのような状態にさせられたのは、60年安保や70年安保のひとつの拠点になった大学自治運動が今日の教育基本法改悪に続く、改憲・戦後民主主義の解体という攻撃のなかで、現在の経済情勢やイラク反戦運動の盛り上がりをも吸収して運動が発展しかねないというわけでその前に拠点をつぶしておきたいという思惑によってすべては仕掛けられてきたということです。

つまり、改憲を提起したとき法大がかつての安保闘争の拠点になったときのように再びその拠点になる可能性が高いからその前に、策を弄して叩きつぶすという要請が当時の自公政権と公安警察からむけられたものだと思います。

この流れをもう一度、振り返れば実によくわかる話です。

法大教員が弾圧される学生に対して「法政は改憲に反対ではない」と声ほ上げた真意を探れば今日の状況がよくわかる話です。

【2010/07/17 14:07】 | 日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合 #- | [edit]
またアメリカ愛国者法制定のなかでアメリカは戦時体制下にあり、日本も同様のものであり、戦時体制のなかで行われている言論弾圧として公安警察の弾圧があることを認識しなければなりません。

とりわけ、ワールドピースナウやワールドアクションの盛り上がりを憎悪した公安警察が、その反転攻勢として掛けてきた攻撃が今日の法大であると思います。

つまり反戦運動の盛り上がりを受けた反応が今日の法大弾圧の動機なのだといえるのです。

しかも経済情勢の悪化と比例して労働者の運動は拡大しつつあるなかで反戦運動と労働運動が拡大していくことを憎悪した国家権力がそれに連なる学生運動は嫌だという反応として今日の法大弾圧の現状があるのです。

私は前々からこれはすべて公安警察による策動なのだと断言してきましたが、今日行き着いた様々な実態をみれば、公安警察が動かしてきたのは明白なのです。

こうした勢いは、石原都政によって支えられてきたといってよく、石原が都立大学をつぶした経緯を踏まえて法大の日本共産党党員たちが震えあがって「転向」した結果、公安警察の弾圧を「受け入れた」ということ以外ありえません。

その意味でも、宇野経済学の警鐘は現在も重要なのだと思います。

【2010/07/17 14:14】 | 日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合 #- | [edit]
しかし朗報があります。

まず新自由主義はその出鱈目ぶりが明らかになっていることです。

新自由主義経済が世界で最初に実施されたチリの軍部政権は打倒されたし、南米では民主化が図られたことがあげられます。

様々な外圧にも負けず南米の民主化と経済自立化は推進されています。

また、日本の場合も自公政権は終焉し、新自由主義的路線を図ろうとすれば選挙で敗北するという実態もあります。

とりわけ石原都政の与党が都議選で敗北し、公安警察の思惑はある意味でストップしています。

しかも山田宏が参院選出馬したため、杉並区長選挙が行われ山田の後継者は当選できず、民主・社民の区政が誕生したことはとても意味があります。

おそらく山田がごり押しした統一教会似非右翼機関紙『世界日報』の常連執筆者の教育委員の大蔵某や、「つくる会教科書」という現状は変えられるでしょう。

公正・中立な教育行政というスローガンはそれを示していますし、石原与党の敗北は石原都政の失政をついているわけですから、反転攻勢は自ずと準備されるでしょう。

ただし私は石原都政打倒の立場ではありますが、革命的共産主義者ではありませんし、民主党・連合政権打倒の立場ではありません。

しかしながら公安警察の暴走や数々の事例に基づく公安警察そのものの犯罪性についてはよく理解している一人でもありますので、これからの法大の現状を憂うひとりであることには変わりません。
【2010/07/17 14:25】 | 日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合 #- | [edit]
日本国憲法擁護本当の自由主義と民主主義連合さん江

宇野先生は自著でこう述べておられます。
「自分をマルクス主義者とはもちろんのこと、広い意味での社会主義者とも考えたことはありません」(『資本論の世界』)

民主党員ですよね?論憲とか言う憲法改悪大賛成、消費税増税に賛成、非核3原則もクソ食らえのお立場と察します。ここに書き込むことは、民主党員たる貴方様の思想信条から考えるに筋が違うのではと危惧致しておる次第です。
【2010/07/28 02:22】 | #- | [edit]












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Author:文化連盟
1959年創立の法政大学サークル連合。2008年3月に非公認化。活動理念は「自主文化創造」。本業のサークル活動に邁進しつつ、2006年3月14日以来延べ125名の逮捕者、33名の起訴者と13名の処分者を擁する監獄大学爆砕へと学生運動も同時並行。直接行動系。ゆとり世代代表。愛は強し。

2012年5月31日、東大ポポロ座に続き暴処法を粉砕し無罪を勝ち取る。もはや敵なし。俺たち最強。

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