物価連動国債:個人向けに来年1月に解禁
毎日新聞 2014年05月13日 22時28分
総務省がまとめる消費者物価指数(生鮮食品を除く)の変動に応じて元本が変動する国債で、財務省は04年3月に発行を開始した。しかし、長引くデフレで物価連動国債の価格が低迷し、需要も減少したため、08年6月で発行を停止。その後、デフレ脱却の動きが出る中、投資家の関心が高まっていることを受けて昨年10月、5年ぶりに発行を再開した。物価連動国債の金利と、市場に出回っている通常の国債の金利を比べることで、人々が将来どのくらい物価が上がるとみているかを推し量ることもできる。英国や米国などでは物価連動国債を積極的に発行しており、普通国債との金利差を金融政策を決定する際の指標にしている国もある。