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竹中平蔵がはじいた「五輪経済効果20兆円」の怪しさ

 2020年の東京五輪の経済波及効果について、またも新しい数字が出た。竹中平蔵慶大教授が所長を務める民間シンクタンク「都市戦略研究所」が6日に発表したもので、その額はナント、19兆4000億円。

 東京都は会場の建設費や運営費など、直接的な経済効果を3兆円と見積もっていたが、都市戦略研究所はこれに外国人観光客の増加や鉄道・道路の整備の前倒し、人々の気分が高揚して財布の紐(ひも)が緩むドリーム効果なるものまで加算、約20兆円の経済効果だけでなく、121万人の新たな雇用を生むとはじいた。

 五輪の経済効果といえば、日本総研が7兆~12兆円、第一生命経済研究所は21兆円と計算し、大和証券に至っては、国土強靭(きょうじん)化と合わせると総額150兆円という数字をぶち上げた。

 数がデカけりゃいいってもんじゃないだろうに、経済効果に詳しい関西大学大学院教授の宮本勝浩氏(理論経済学)はこう言った。

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