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浪江の男性孤独死 本宮の仮設

 東京電力福島第一原発事故で浪江町から本宮市の高木仮設住宅に避難していた一人暮らしの男性(59)が仮設住宅内で死亡していたことが4日、分かった。孤独死とみられている。
 関係者によると、3日午後4時半ごろ、ガスの検針に訪れたガス会社の社員が、家の中からシャワーの音が響いたまま男性の応答がなかったことから、同仮設住宅の自治会に連絡した。自治会の高橋和重会長(55)が町の許可を得て家の中に入ったところ、浴室で倒れている男性を発見し、119番通報した。救急隊が駆け付けたが、既に亡くなっていたという。病死とみられる。
 関係者によると、男性は近所付き合いが少なく、家族や親戚が訪ねて来ることもなかったという。高橋会長は「住民が亡くなったことはとても残念。訪問自体を拒絶される方もいて、見回りにも限界がある」と話した。

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