不思議なキュウリ:実から謎の葉っぱ「60年間で初めて」
1日前
滋賀県長浜市鳥羽上町の農業、中尾治さん(76)宅の野菜畑で5日、実から不思議な葉1枚が伸びたキュウリが見つかった。何の葉かも分からず、中尾さんは「謎は深まるばかり」と首をかしげている。
中尾さんによると5日朝、自宅そばの野菜畑(約750平方メートル)の一角で、妻の未代子さん(72)が「変なキュウリ」に気づいた。実(長さ約20センチ)の中程から、キュウリの葉の形をしていない緑色の葉(長さ約5センチ)1枚が出ていた。
中尾さんが調べたところ、葉は実の中から伸びていた。キュウリの実は1、2日で大きくなるため、風などで飛んで来た種が実に落ちても葉が出るまで育つとは考えにくい。仮に種が芽を出したとしても双葉でなく、1枚の葉が実から顔を出しているのは不思議な現象だという。
中尾さんは「野菜作りは60年になりますが、生まれて初めて見た。なぜなのか、誰か教えてほしい」と話している。【桑田潔】