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中国 拘束の日経新聞スタッフを釈放
6月7日 22時07分

中国 拘束の日経新聞スタッフを釈放
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中国で天安門事件を記念する集会に参加した弁護士を過去に取材し、先月、公安当局に拘束された日本経済新聞の中国人スタッフが、およそ3週間ぶりに7日、釈放されたことが分かりました。

中国では、天安門事件から25年となるのを記念して、先月初めに北京市内のアパートの一室で開かれた集会に参加した人権派弁護士の浦志強氏ら5人が、公安当局に騒ぎを引き起こした疑いで拘束されました。
これに関連し、以前、浦氏のインタビュー取材に同席したことがあり、日本経済新聞の重慶支局に勤める中国人スタッフの女性も先月13日に拘束され、国内外で言論弾圧に対する非難が広がっていました。
日本経済新聞などによりますと、女性は7日、およそ3週間ぶりに釈放され、家族との再会を果たしたということです。
日本経済新聞は公安当局に拘束の事実などについて確認を求めてきましたが、これまでに回答はなかったということです。
このほか、集会に参加して拘束された5人のうち、政府系シンクタンクの元研究員で改革派知識人の徐友漁氏ら4人も6日までに釈放されたということですが、浦氏は今も拘束されたままとみられています。
習近平指導部は天安門事件から25年の節目を機に、共産党の一党支配に対する批判が高まることに神経をとがらせており、一連の拘束は、事件の真相究明や政治改革を求める言論を封じ込めるねらいがあったものとみられます。

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