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2分で「変身」…車いすになる自転車開発
読売新聞 6月7日(土)12時21分配信
災害時には車いすに変形し、けが人や高齢者を運ぶことができる自転車を名古屋市西区の工作機械設置業、永山順二さん(56)が開発した。
「Q―jo(キュウジョ)」と名付け、実用化に向けて調整を進めている。
永山さんは東日本大震災発生直後、自転車が災害現場を走る動画をインターネットで見ていた際に「負傷者を見つけても運ぶ手段がないのでは」と考え、車いすになる自転車の開発を思いついた。
試行錯誤を重ねた末、自転車を分解して、車いすに組み立て直す方式を採用。前の荷台部が車いすの座面に、サドルがヘッドレストになる。工具は不要。しっかりした骨組みを維持しながら変形を可能にすることが難しかったというが、部品を特注し、近所の町工場のモノづくりの技術を結集することで開発にこぎ着けた。
最終更新:6月7日(土)13時53分
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