未知の未来へ第一歩
とにもかくにも御前会議が始まります。
そして、戦争で亡くなられた方に、黙祷
天皇「単刀直入に言うが陸海軍は手を組んで頂きたい。」
陸海軍『なんで陸軍(海)と仲良くしなきゃあかんのだ!?』
天皇「理由は私と山本長官が連れて来た二人の少女にしてもらう。入れ」
蜜柑、遥『失礼しま~す』
陸海軍重鎮等(除山本)『誰じゃそのおなごは!?』
遥「昨日、陛下に落ちた鈴木遥です」
蜜柑「昨日、山本長官に落ちた橘蜜柑です」
陸海軍重鎮等(除山本)『陛下の頭に!?』
天皇「それは後にしよう。さて、今日皆に集まってもらったのは他でもないこの国の行く末についてだ、お二人に今から説明してもらうがくれぐれも最後まで話を聞いてやれ」
遥「まず、陸海軍に仲良くして頂きたい理由はざっくり言うと無駄を無くすためです。何故ならば…」
廬溝橋事件(日中戦争)から太平洋戦争までを解説中
蜜柑「そして1945年8月15日、大日本帝国はアメリカ他連合軍に負けます」
陸海軍重鎮等『っ!?』
遥「そうならないようにするには幾つか両軍やって頂きたいことがあります。」
蜜柑「難しいことはありません、海軍が二歩、陸軍が三歩前に進むだけでこの大日本帝国は連合軍に勝てます。」
天皇「まぁその具体的な内容はその冊子に書いてある」
陸海軍重鎮『……(慌てて冊子を開ける)』
彼等の目に飛び込んできたのは以下の内容だった。
一、陸海軍で部品はネジ一本に至るまで統一する
二、陸軍は中国、台湾、朝鮮から即時撤退する
三、海軍は潜水艦運用方法を変える
四、零戦(十二式艦上戦闘機)、九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機、一式陸上攻撃機の防弾化
五、航空機七.七粍機銃の廃止
六、航空機十二.七粍機銃の採用
七、汎用空母の増産
八、新型戦車の開発
九、日英同盟の復活
零、旧式武器の東南亜細亜の輸出、見返りとして航空油、重油の提供
一、満州の関東軍武装強化
二、航空戦艦の開発(別記)
三、工場の分散
四、ターボチャージャーの早期開発
五、国防艦の充実
六、新型機の開発
七、防空駆逐艦の量産
八、旧式戦艦の近代化
九、油の備蓄
零、女性パイロットの育成
一、徴収した技術者の解散(生産量増大のため)
二、電探の性能向上化、八木アンテナの採用
以上
陸軍士官「むっ無茶だ」
海軍士官「しかし、出来れば最高だ…」
遥「東條首相、早速蒋介石と交渉して下さい。」
東條「わかった」
蜜柑「台湾→段階的中国からの撤退と武器輸出をちらつかせれば食いつくと思います。東南亜細亜担当は誰ですか?」
海軍士官「あっ、私です」
遥「あなたは直ぐに欧米の植民地に赴き、武器輸出をするから油を貰いたいと交渉して下さい。」
遥「山本長官、」
山本「なんだね?」
蜜柑「在英、米日本大使と在日英、米大使に連絡を、交渉内容は…ええと」
遥「ソ連の南下を防ぎ、補給地点の確保、中国、朝鮮、台湾からの撤退を見返りにM2ブローニングとM1トンプソン、鉄屑と屑ダイヤの提供を求めて下さい」
山本「わかった、今すぐに」
天皇「ところでお二人はこいつを知ってるかね?」
遥、蜜柑『?』
蜜柑「!?なんであんたも昭和の世界に居るのよ!!」
そこにいたのは橘蜜柑の彼氏(リア充いいな)梔子昶だった
昶「いやぁ、富士総合火力演習場にいたら…(ry」
天皇「知ってるのか?」
蜜柑、昶『こいつの彼氏(彼女)です』
天皇「三人目か…」
その頃、アメリカ合衆国ホワイトハウス
フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領(以下大統領)
「ハル、日本はこの内容を飲むかね?」
ハル「九分九厘飲まないでしょう。」
二人の手元には日本への要求が書かれていた。その時だった。
側近「たっ大変です!!!!!!」
二人『?』
彼の持っていた電報用紙にはこんな内容が書かれていた。
大日本帝国は台湾、朝鮮から即時撤退する。
大日本帝国は中国から段階的に全面撤退する。
その他交渉内容あり、
というものでハルは慌てて野村の所へ飛んだ
ハル「ミスターノムラ、エイプリルフールはまだですよ?」
野村「はっはっはっわかってますよ、ハル、とにかくこれを」
そう言って電報用紙の冊子を渡した。
三分後、大日本帝国に一本の電報が届いた。中には
<リュウハネムッタ○三○三>
意味は、3月3日、アメリカ合衆国は我々の要求を呑んだ、
さらに
<ヒノデハアシタ>
意味はM2ブローニングやM1トンプソン、鉄屑、屑ダイヤの輸出が認められ、
1936年3月3日
史実にあったABCD包囲網は出来なかった。
さらに、英国はソ連の南下阻止を約束に、屑ダイヤの輸出を認めた。
さらに日本は、ヒトラーに零戦のパーツを密かに送り、代わりに精密機器を貰った。ただヒトラーは「日独はこれ以降こんなことはない」と言い、半敵国になった
そして、3月5日大量の武器、鉄、を積んだ輸送船が港についた。
日本は喜び、英米も日本が確かに中国等から撤退し、さらに旧式武器を蒋介石(東南アジアは知らなかった)に送っていることがわかり、英米は日本を誉めた。
もっともソ連は面白くない目で見ていたが
そんな折、事件が起きた。
3月11日14時46分、陸軍青年将校等が二二六をやり遂げようと海軍省やラジオ局を次々占拠、目的は"中国再出兵、天皇の支配強化"だったが誤算があった。あるラジオ局占拠のさい、逃げ遅れた局員が死亡、これに一番怒ったのはその天皇陛下だった。
ダンッ!!
「罪のない国民を殺すとは何事だ!!事件早期解決の為、朕自ら近衛兵を引き連れ解決に当たる!!」
これに一番ビクついたのは側近(普段温厚な天皇がブチギレたため)、そして"反乱軍"だった。
翌日、有言実行とはこのことか天皇が近衛兵一個大隊引き連れ、"反乱軍"に英語でこう言った。後に教科書にも載った「諸君には二つの道がある!!生きるか死ぬかだ!!」
グオォ――――――ン
次に遥が応援を頼んだ九六式陸攻にこんなビラを任せた。中には
『諸君ラハ何ノ為二働イテル、家族ヲ、国民ヲ、国ヲ守ル為デハナイカ、コノママデハ諸君ラハ逆賊トシテ処分サレルゾ、家族ガナクゾ、イイノカ、ヨクナイモノハ原隊ニ帰レ』
よーするに、逆賊、反乱軍とされたくなかったら原隊に帰り、投降しろ、と
結局のちに三一一事件と名付けられたこの事件は1日で終わった。
前半はまぁ…アメリカの出鼻を挫きたかった
後半二二六のパクリです。
あの時天皇陛下がブチギレたらどうなるかなぁと思って作りました。
日時は東北沖太平洋地震の時間です。嫌な方、感想でその旨伝えてください、変えます。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。