昨日、GitHub Seminarが渋谷で開催されました。
Atomの作者の1人や、GitHub Seminarチームの人、GitHubのデザイナーの人なんかがGitHub Kaigiのために日本に来ていて、その「ついで」って感じでした。
僕はそれがGitHub Seminarだとは知らずに来ていて、DoorKeeperのイベントページのURL見て後から気づきました…。
GitHubデザイナーの人と話した
セミナーの後の懇親会で、GitHubのデザインをやってるCさんと話すことができました。 僕は英語が苦手なので、同じGitHubチームの日本人の方に助けていただきながら、色んな話を聞くことができました。ありがとうございました。
Cさんは8年ほどデザイナーをやっていて、しばらくフリーランスで働いた後、GitHubに参画した、って経緯のようです。
- どうしてGitHubに参画したのか
- フリーランスで働きたいがどうしたらいいか
- デベロッパーは近いうちに死んで、デザイナーの時代が来ると思うがどうか
以下、Cさんの話してたことの内容です。
どうしてGitHubに参画したのか
長い間フリーランスとして働いていたけど、何かの依頼を受けて仕事をしていると、どの成果物もいつかは自分の手を離れてしまう。あとで「ここはこうしたらもっといいのに」とか思っても、もう自分の手にはないからどうしようもできなくて悔しかった。
GitHubは最初は数人で作っていたけど、しばらくしない内にたくさんの人が使うサービスになった。自分のデザインが人の役に立ち、幸せにするというのは素晴らしいことだと思う。
そして、今もそうだけど、細かいFixをしながらGitHubは成長している。それに携わることができるのは本当に楽しい。
フリーランスで働くにはどうしたらいいか
OSSに貢献するのがいいと思う。OSSを開発しているデベロッパーはいくらでもいるけど、デザイナーはあんまりいない。そしてデベロッパーはデザイナーをいつも欲しがっている。
フリーランスで働くのに必要なのは技術じゃない。技術も必要だけど、8年間デザイナーをやっていても、自分の得意分野以外では、わからないことだらけ。勉強の毎日と言ってもいいかもしれない。
脚色したポートフォリオを製作するよりかは、OSSは知名度が高くなりやすく、それに携わったとなれば信頼度も高い。僕はJekyllのデザインもしてるけど、いい仕事だと思ってる。
デベロッパーは近いうちに死んで、デザイナーの時代が来ると思うがどうか
死ぬとまでは思わない。デベロッパーとデザイナーは今でも既に融合しつつあり、デザイナーもプログラムを書くようになってきている。
ただこれは完全な融合ではなくて、一部が重なりあう部分融合のような形だと思っている。
今までは、「自分の分野」があって、その分野以外は触らなかったけれど、それがおかしかっただけだと思う。これからは、それが自分の「得意」分野になるだけ。
デベロッパーはプログラムを書くのが得意だし、デザイナーはデザインが得意。自分を活かせるエリアがあるべきなのはこれからも変わらない。
Atomのステッカーもらった
自慢しておきます。
すごく楽しかったです(幼並感)
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