ノコギリ襲撃で判明「AKB商法」に列なす困った男の反則技一覧〈週刊新潮〉
Book Cafe 矢来町ぐるり 6月7日(土)11時0分配信
恐怖のあまり顔を引きつらせていたであろう「AKB48」の若手メンバーに、男は刃渡り約20センチのノコギリを振り下ろした。その鋭い刃が、頭や顔を守るために咄嗟にあげた手や腕の肉をえぐり、骨を砕く。滴る鮮血、響き渡る怒号と悲鳴……。「AKB商法」の根幹をなす握手会の警備上の不備が、“最悪の形”で露呈したのである。
握手会が始まったのは、5月25日午後1時。会場となった岩手県滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」には10張りのテントが設置され、そこにファンが列をなしていた。AKB48のメンバーが分散して控えるテントと、それに連なるファンの列は「レーン」と呼ばれる。握手会開始の約4時間後。事件は「第6レーン」で起こった。
男はテント内に入るや、隠し持っていた折り畳み式のノコギリを取り出し、入口付近にいたメンバーの川栄李奈(19)、入山杏奈(18)、男性スタッフの3人に切りつけた。川栄は右手親指の骨折と裂傷、入山は右手小指の骨折や頭の裂傷という大怪我を負った。
岩手県警に殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたのは無職の梅田悟(24)。青森県十和田市で育った梅田は通信制高校を卒業した後、青森や大阪で警備員などをしていた。が、昨年、体調不良を訴えて十和田市の実家に舞い戻り、母親、おじと共に生活していた。
「彼は10代後半の頃、何か事件を起こして保護観察処分になった、と聞いたことがあります。ここ数カ月は、ひきこもり同然の状態だったようです」(梅田の知人の1人)
AKB48のキャッチフレーズは、“会いに行けるアイドル”。今回の事件は、ノコギリを持っていても“会いに行ける”ことを証明してしまったわけだが、
「これまでにも握手会を巡るトラブルはありました」
と、芸能事務所関係者。
「以前、大島優子のファンが“精液のついた手で握手しよう”とネット上で呼びかけ、騒ぎになりました。握手をした後、その手の温もりが冷めないうちにトイレに駆け込み、自慰行為に耽るファンもいます。最近は、テント内での盗撮や盗聴も目立ちます」
握手会には、「全国握手会」と「個別握手会」の2種類があるといい、今回は前者だった。ファンは略して「全握(ぜんあく)」と呼ぶ。
「全握に参加する条件は、発売されるCDの初回版に付いてくる握手券を持っていること。1枚で約7秒間握手できるとされ、200枚もの握手券を“まとめ出し”して、長時間の握手や会話を楽しむ熱狂的ファンもいます」(同)
握手会でメンバーにプロポーズして断られ、AKBの運営会社を訴えたファンもいるというが、
「メンバーのことを本気で好きになってしまう状態を“ガチ恋”といいます。ガチ恋のファンはメンバーのことを彼女だと勝手に思いこみ、握手会で”お前、もっと頑張れよ”とか彼氏面で言う。スキャンダルが発覚しようものなら、“裏切りやがった”“死ね!”とブチ切れるのです」
とは、AKBに詳しいライターである。
「メンバーは作り笑顔で握手を続け、時に罵倒されるうちに“私、何やってんだろう”と思ってしまい、中には精神的に病んでしまった子もいます。今回の事件をきっかけに拒否反応を示すメンバーがさらに増え、握手会自体がなくなる可能性もあると思います」
AKB48の“終わりの始まり”となるか。
※「週刊新潮」2014年6月5日号
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最終更新:6月7日(土)11時0分
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