【川端編集長の試合レビュー】『日本vsザンビア』8つのポイント
2014 06/07 11:47
本日(6/7)、ワールドカップ前最後の親善試合となる『日本代表vsザンビア代表』に試合が行われました。
○試合結果
日本代表4-3ザンビア代表
○得点
クリストファー カトンゴ(前半9分)
ネイサン シンカラ(前半28分)
本田 圭佑(前半40分)
香川 真司(後半28分)
本田 圭佑(後半30分)
ルバンボ ムソンダ(後半44分)
大久保 嘉人(後半46分)
○選手交代(日本のみ)
後半0分:柿谷→大久保
後半14分:今野→森重
後半15分:岡崎→大迫
後半22分:内田→酒井宏
後半33分:香川→齋藤
後半46分:遠藤→青山
▼日本代表スタメン
GK:西川周作
DF:内田篤人
DF:長友佑都
DF:今野泰幸
DF:吉田麻也
MF:遠藤保仁
MF:山口蛍
FW:本田圭佑
FW:岡崎慎司
FW:香川真司
FW:柿谷曜一朗
▼ザンビア代表スタメン
GK:トースター ヌサバタ
DF:ジミー チセンガ
DF:ストッピラ スンズ
DF:エマヌエル ムボラ
MF:チサンバ ルング
MF:アイザック チャンサ
MF:フェリックス カトンゴ
MF:クリストファー カトンゴ
MF:コンドワニ ムトンガ
MF:ネイサン シンカラ
FW:エマヌエル マユカ
本番前の最後の試合、皆さんはこの試合の日本代表は良かったでしょうか?悪かったでしょうか?
かわばた編集長の一言解説
○全体として
2点を失った後に得たPKは正直言ってラッキーだった。ビハインドをひっくり返したメンタリティーはこのチームの特長が出たものではあるとはいえ、本番でもこれを期待するのは無理がある。極上の“エンタメ試合”となったザンビア戦だが、本番直前にエンタメ性を期待する指揮官などいるはずもない。試合後のザッケローニ監督から不満の言葉が出てきたのも当然だろう。立ち上がりから全開で来たザンビアのパワーに圧倒された序盤は大いに反省の余地があるし、2失点目は特に反省点。ただ、本番を前にしてあらためて得点力不足と無縁という“日本代表離れ”したチームであることは確認できた。何より勝てたという事実が心理面に及ぼす影響は大きい。その意味では収穫のあったゲームだった。
○内田、間に合うのか?
個人的に、日本最大の不安材料は本田圭佑よりむしろ内田篤人だと思っている。“らしさ”がなかなか出て来ない。この日も酒井宏樹と途中交代で、結局90分ゲームを1度もできなかったのも不安要素。W杯本番で交代前提の選手をSBとして出すのはリスクが大きすぎるが、その博打に出るのかどうか。ここまで引っ張って代えるという判断は逆にリスクでもあるわけで、難しい判断になりそうだ。
○本田のコンディション
コスタリカ戦でも書いたが、やはり確実に上向いている。運動量は戻っているし、ザンビア戦でも走り切っていた。この日はPKながら点を取ったことで心理面でも好影響があったのかもしれない。後半に入ってプレーの質が上がり、流れの中でゴールも奪った。本人が認めるように初戦で100%とはいかないかもしれないが、ここまで戻れば「外す」という選択はむしろ合理性を欠く。
○遠藤はやっぱり後半から?
守備の強度という点で考えても、やはり現状の遠藤保仁を先発させるのは無理がある。幸いにも青山敏弘の状態はいいし、この2試合で経験を積んで自信も得たはず。当然リスクはあるが、ここは思い切った先発起用を望みたい。
○先発1トップの人選
柿谷曜一朗が機能していたとは言い難い。カウンターを狙う展開ならともかく、日本が押し込む展開では余計に難しい。守備面を考えても、あるいはスーパーサブとしての適性を思っても、大迫勇也の先発がベターに思える。もちろん、ブラジル入りしてから選手のコンディションがどうなるかは観ておく必要があるだろう。
○山口蛍、完全に主軸
ここは特に心配していない。
○今野か、森重か
森重の状態が良さそうに見えただけに、今野泰幸先発は少し驚きだった。相手のスピードを警戒したのかもしれない。強気に縦パスを出せる森重が意外にも“スーパーサブ”として機能してしまった不思議な試合となったが、この策が本番でも使えるとは思えない。今野か、森重か。右SBと並んで大きな“悩みどころ”と言える。
○大久保、ハンパない
斜めに走りながら後方からのフィードを収めて、腰を回して左足ボレー。超人的なゴールだったが、同時に大久保嘉人らしいゴールでもあった。試合中はイライラしているようにも見えたし、得点が決まっていないことに対して本人も思うところはあっただろうから、この1点が持つ意味は大きい。気持ち良くW杯初戦に入れるだろうし、采配面でもスーパーサブとして期待感のある駒をベンチに確保できたことは大きい。