今まで,何度か貧乳に関する文章を書いたのだが,その度に「おっさん」扱いされて悲しいような,複雑な気持ちを味わっていた.
自分の文章の何がいけないのか.どうして「おっさん」だと言われてしまうのか.「おっさん」だと評価する人の属性ごとに,その理由を考えてみた.
1.内容が,おっさんの理想像っぽい 【評価者:現実を見ているおっさん】
おっさんが思い描いているような,美化された想像上の貧乳像が述べられていたとすると,多分,おっさんと言われるだろう.そして,おっさんがどんな風に貧乳を美化しているかは,おっさんが一番知っている.
2.内容が,おっさんの幻想を打ち砕くものであった 【評価者:夢見るおっさん】
「違う,嘘だ,俺たちの考える貧乳はこれじゃない… どうせ何も分かっていないおっさんが貧乳ネタで釣ろうとしてるだけだ.つまり,これはおっさん.」
3.内容が,事実とかけ離れている 【評価者:貧乳自覚者の皆さん】
「いやいや,貧乳だけどこの記述はありえない,こいつ貧乳じゃないでしょ,貧乳のことを何も分かってない.つまり,これはおっさん.」
4.内容が,評価者にとって都合が悪い 【評価者:貧乳に嫉妬する皆さん】
貧乳であることを前向きに捉えている,あるいは誇らしげに語っている文章で,想定されるパターン.
「書いてあることが事実だった場合,貧乳がステータスであることを認めてしまうことになる… それはまずい,貧乳がこんな幸せに生きていいわけがない,これが事実なわけがない.そうだ,つまり,これはおっさん.」
5.内容が,世間一般のステレオタイプと異なっていた 【評価者:貧乳でない,世論を尊重する皆さん】
世間で考えられているような「貧乳像」とは異なる事柄が述べられていた場合.「いや,こんなの貧乳じゃねーし,つまり,これはおっさん.」
6.文章から,女性らしさが微塵も感じられない 【評価者:女性らしさに幻想を抱いている皆さん】
おそらく,様々な要素が関わっている.文末表現だったり,文章構成だったり,内容そのものだったり.「こいつ女じゃねーだろ,つまり,これはおっさん.」
思いついたのは,以上6パターンであった.別の理由があれば,ぜひ知りたい.
で,何が言えるかというと,そもそも1と2のパターンがある時点で「おっさん」扱いを回避する方法はない.
つまり,例え本物の貧乳が書いた文章であっても,かならず「おっさん」だと評価する人間がいるということだ.
ということで,これからは「おっさん」と言われても何も気にしないことにする.
そして,よくよく考えてみると,「おっさん」と言われたからと言って何も悲しむ必要はない.
「おっさん」だと言われる,ということは,貧乳だと思われていない,という可能性が大きいのだ.
逆に考えると,世の中にいる「おっさん」も,もしかすると実は貧乳なのかもしれない.
おっさん認定師ってニーターパン認定師みたいなもんだよ 病気だから回避は不可能 あきらめるしかない (なおここでの「おっさん」は中年男性の総称ではなく固有名詞であることに注...
普段認定されるからにはそれなりの理由があるわけで