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そして天使が・ふ・え・て・い・く 作者:高沢テルユキ

第二章 (三)

「それでは、奥様方、もうひとかた、産婦人科の先生をご紹介します。先ごろ、四十八歳の女性の初産を成功させたと評判になっておりますポシビリティ・マタニティ・クリニックの院長であられる面高友生(おもだかともお)さんです」
 スタジオの主婦から一斉に拍手がわく。

『面高』という珍しい苗字の医者は、長身をやや猫背にするようにして、びっくりするほどの長髪を後ろに束ねて現れた。
「先ほどからお話をうかがっておりました、妊婦の母胎治療の専門家であられる佐沼教授と、不妊治療で大変評判のいい面高先生に来ていただきました。本日から三回にわたって、二人の産婦人科の権威の方に、妊娠に関する話題をいろいろ討論していただきたいと思います。
 本日は、第一回目として、子供を生むなら、大病院がいいか? それとも小さなクリニックがいいのか? これからお子様をお持ちになる予定の若い奥様がたには、特に興味のある話題をとりあげていきたいと思います」
 コマーシャルのあいだに、三隅貴枝はどこで買ってきたのだろうと聞きたくなるくらいに、どぎついショッキング・イエローのスカーフを巻いている。

「すでにお子様をお持ちになっていらっしゃる奥様にも、おもしろい話題になると思いますよ」
 佐沼がにこやかな笑顔を作ると、面高は待ちかねたように束ねた長髪を揺すりながら話しだす。
「まず初めにお知らせしておきたいのですが、つい先日、わたしどものクリニックで四十九歳の女性が無事に初産を迎えることができました」
「まあ、四十九歳でですか? 」
「はい、これはわたしのクリニックでの高齢初産の記録になりましたが、条件さえ整えば五十歳でも十分に初出産が可能であると、わたしは信じております」
「ほーお、素晴らしいですな」
 にこにこ笑っているのに、佐沼の声には冷たい調子が混ざっていた。

「まあ、三隅さんにも一度、うちのクリニックの分娩室と分娩準備室というものを見ていただきたいのです。とってもあったかな家庭的な雰囲気を出すようにしていますから」
 面高はにカメラ目線でこやかな笑顔をつくる。
「大病院では、どうなのでしょうか? 」
 三隅の顎の下で、かくしきれない二重の脂肪の帯がゆれる。
「ただっ広い、冷たい感じの分娩室で・・・」
「分娩室の壁をピンクに塗れば、暖かい雰囲気になるとは限りませんよ」
 口を挟んだ佐沼の顔には、やや不快な表情が広がる。
「その他にも、やや、ぞんざいになりがちな大病院とちがって、わたしどものようなクリニックでは、きめ細かいケアができます」

『ぞんざい』と、いう言葉を聞いて佐沼は、飛び上がりそうになる。
「うちでは大学付属の看護学院を通して、徹底的な患者ケアを技術的にも精神的にも、看護婦に教え込んでおります。流産率の低さはどこの病院にも負けない、という自信があります。不正出血などした場合などにも、流産を防ぐための最高のケアができる体制になっているのです」
 主婦たちに向かって笑顔をふりまく佐沼の横顔を、面高はじっとにらみつける。あくまで挑戦的な議論を挑もうとしているようである。
「大病院では、ほとんどないのですが、産科のクリニックではラマーズ法を取り入れている所が非常に多くなってきています。ラマーズ法はご夫婦のきずなを強めるという効果だけでなく、帝王切開を減らすという効果もあるのですよ。
 大学の付属病院では帝王切開率が三十パーセントを越えているところもあります。信じられないことですが、若い研修医の切開技術を向上させるため、特にその必要のない妊婦の腹もどんどん引き裂いているからなのです」
「えーっ」と、いう声が客席に座る二、三人から小さくあがる。

「確かに帝王切開は、産道を広げるという初産の効力をなくしてしまって、次の子供も難産になりやすいのです。さらに子宮壁が弱くなりますので、次の妊娠で子宮が破裂しやすくなってしまいます。
 ただ逆子出産などの緊急の場合、母子ともに助けるために行われているもので、一概に悪いものと決めつけるのは危険なことです。ちなみにうちの病院では、出産時の腹部切開率が十パーセントを越えることはありません。
 あとラマーズ法についてですが、評論は差し控えさせていただきます」
 そんなもの評価に値しない、とでも言うように、佐沼の唇は一文字に閉じられる。

「あと保険点数の問題があります。きめ細かい治療をしようと思いますと、どうしても大学病院では保険でがんじがらめに縛られている状況ですので、患者さん第一の治療をしにくくなってしまうのです。
 体外受精の第一段階である超音波ガイド経膣(けいちつ) 的採卵法というものがあるのですが、これは体外受精の目的でなく、卵子の細胞としての元気さを調べるのにも、とっても便利な方法なのですが、保険では認められていないのです。
 驚かれるかもしれませんが、不妊治療に関することは、保険ではいっさい認められていないのです。保険の点数を決めるのは老人の男性ばかりです。母親になりたいという若い女性の気持ちを全く理解できないからなのでしょう。それに」

「えへん」軽く咳払いして、佐沼は面高の能弁をさえぎる。
「わたしは厚生省の審議会の委員をしております。現在の日本の保険制度は世界で最も整備されているものなのです。不妊が卵管の炎症など具体的な病気にともなうものなら、保険で治療が可能なのです。そんな根拠のないことで、あなたは、日母や厚生省を敵に回してもいいのですかな」
「あの『日母』というのは、なんでしょうか? 」

「それは、」と、言いかけた佐沼を今度は面高の早口がさえぎる。
「日本母性保護産婦人科医会の略で、わたしに言わせると保守的な医師の集団ですな」
 二人の医者の非難の応酬に、会場の観客は、しーんと静まりかえる。
「あの保険点数のお話は、本日の話題からは、それることになると思いますので、別の機会で討議していただきたいと思います」
 三隅はベテランの女性司会者らしい機敏さで、すかさず話題を元に戻そうとする。
「子供の病気は、いまでは胎児の段階でも、かなり正確にわかるようになっているらしいですね。佐沼先生」
「ええ羊水(ようすい) 検査、絨毛(じゅうもう) 診断、母体血を使った胎児診断などでよくわかるようになってきました」
「もし胎児に異常が発見されたときには、どうなされるのでしょう。堕胎をお奨めになるのでしょうか? 」
「そのような胎児側適応を理由にしての堕胎は許されておりません」
「あの、『胎児側適応』というのは、具体的にどういうことなのでしょうか? 」
「詳しい根拠は母体保護法の第三条にありまして、堕胎の理由を母性保護に厳しく限定している点なのです」
「といいますと、つまり」
「はい、胎児に問題があるという理由での中絶は、絶対に認められないということです」
「ほーっ」と、いう軽いため息が会場に広がる。

 佐沼は、皺ひとつない仕立てのよい背広の胸をはる。
「わたしは、どれほど合理的な理由があっても堕胎には反対です。たとえ母親であったとしても、自分の胎内に宿る子供の命の選別をする権利があるわけがないのです。その子に異常があるならば、母胎内手術をしても、その子を出産させるべきだと思うのです」
「えっ、母胎内手術ですか。それはどういうものでしょう? 」
「生まれてくる前、胎児の段階で手術をすることです。たとえばマイクロ・サージャリーの技術を使って、胎児の心臓病の手術をするということは、まもなく可能になるところまで研究は進んできておりますので、」

「つまらん技術ですな、そんなもの。わたしの細胞段階での不妊治療に比べればママゴトみたいなもんですよ」
 面高の『ママゴト』という言葉が聞こえたとたんに、まるで、その闘争心に火を点けられたように、佐沼の背広のなめらかな生地が、スタジオのライトにきらりと光った。
「面高先生には最初に、申し上げたかったことなんですが、わたしの病院には不妊外来はありません。不妊ということも自然の摂理だと信じているからなのです」
「佐沼先生は、不妊のカップルの増大を放置してよい、とお考えなのでしょうか? 」
「先ほどの話に戻りますが、厚生省が不妊治療を保険点数の対象にしないのは、不妊ということを、はたして治療対象としてよいことなのかどうかさえ、学問的に確立していないからなのです。国内のクリニックの営利中心の、治療という名前に値しない安易なホルモン療法で体調に異常をきたし、本当に妊娠できない体になってしまうことがあるのです。そして、その治療を見限って、痛ましいことにも代理母を求めて渡米する夫婦も年間百組を下らないと聞いております」
 面高をにらみつけるように言葉を切る。

「代理母というのはどういうことでしょう。黒人の母親のばあい、みんな肌の黒い子供になってしまうというような恐れはないのでしょうか? 」
 三隅のこの質問には、佐沼も驚き、とっさに答えられないようである。面高があきれかえったという表情で口をひらく。
「いや、ホスト式といって、両親の精子、卵子が正常で体外受精卵を代理母に入れる場合には、人種は問題になりません。なぜなら、これは卵巣にはなんら問題がなく、卵管あるいは子宮にのみ問題のある母親の場合に限って、行われるからです」
「それでも、面高先生のやってらっしゃることは、女性の救いとだけは言えない性格のものなのです。多胎妊娠(たたいにんしん)の中絶問題という複雑な問題が存在するからです」

「あの『多胎妊娠』というのは、どういうことなのでしょうか? 」
 画面からは、またひとつ難解な言葉が飛び出してきた。三隈は首を伸ばして、だれかの助けを求めるような視線になった。
「五つ子とか、六つ子とか生まれることがありますね。ニュースなどでは、大変喜ばしい出来事として伝えられておりますが、我々、良識ある医師の立場から見ますと、実に危なっかしいことのように思えるのです。一歩間違えば、母体も胎児も命を落としかねない瀬戸際の状況にあったのだということも視聴者のみなさんに理解していただきたいのです」
「先生の『良識ある』と、いう言葉は『常識に縛られた』と、言い換えることもできると思うのですが」

 面高の言葉にひるまずに、佐沼は話を続ける。
「多胎妊娠とは、実際には母胎に大きな負担がかかることなんですが、不思議なことに、基本的には不妊の治療の結果起るのです。受精卵を五つ、六つと母胎に戻すでしょ。普通は、そのうちの一つが胎児として育てばいいほうなのですが、ときどき全部が順調に育ち始めてしまうことがあるのです。
 その場合には、今度はひと月からふた月後に減胎手術といいまして、これは面高先生がいつもやってらっしゃることなのですが、子供のうちの何人かを殺してしまうのです」
「えーっ」という大きな声が主婦のあいだから起こり、非難の視線が面高に集まる。

「母胎を守るという基本と、胎児の命のバランスを、わたしは常に心がけているつもりです。それが多胎妊娠の中絶という問題だけで、不妊治療までが全面的に否定されることは、まことに心外です」
 紅潮してきた面高の顔を佐沼は冷静に見つめる。
「どうしても、そのご意見には賛成できません。面高先生がたの、なさっていることをわたしは、『胎内、間引き』と、呼んでおります」
「では、母胎のなかにある子どもを五人とも殺せというのですか」
「いや、わたしが言いたいのは、生まれつつある生命を選択する権利が、いくら医師といえども、単なる人間に過ぎない我々にあるのか、どうかです」
「先生は、鹿児島の五つ子のように、多胎妊娠がすべてパッピーな結果になるなんて、そんな世間知らずのことをおっしゃるんじゃないでしょうね。多胎妊娠の結果、母子とも生命を落としてしまったということを、先生ほどの大きな病院なら何例もご存知のはずなのに、世間受けを狙って、そんなきれいごとを言われるなんて許せませんね」
「きれいごと? ではわたしも本音で質問させていただきましょう。先生の病院では保険の効かない部位の不妊治療に、いくら取っておられるですかな? 」
「そ、そのようなことは、本日の議論とは、なんの関係もないではありませんか? 」
「わたしがもれ聞いたところでは、一回の治療で数十万単位のお金を受取っている、というではありませんか? 中には総額で数百万を超える費用を払っても、妊娠できなかったご夫婦がいるとも聞いております」

「参考までにお聞きしたいのですが、平均してどれぐらいの費用がかかるものなのでしょうか? 」
 身を乗り出すようにして聞く三隅貴枝である。
「体外受精の基本的な治療では、総額で五十万を越えることは、めったにありません。妊娠できるできないは、確率の問題で経費の問題ではないのですから」
「いいえ、あなたは、『これだけ払えば、必ず妊娠できる』と言って、確率の問題と経費の問題をリンクさせているのではありませんか? わたしに言わせればそれは一種の詐欺ですな。妊娠したいという女性の心の弱みにつけこんで、無茶苦茶な治療をしている開業医には道義的に許せないものを感じます」
「研究と称して、母胎に過重な負担をかける実験をしている大学病院も許せません。医師の勤務時間に合わせて、陣痛促進剤を点滴して、産婦に無理な負担をかけているのです。その結果、子宮が破裂してしまって、一生子供を持てない体になってしまうこともあるのですよ。その女性の悲嘆をなんと考えているのでしょうか? 」
「大学病院への偏見をあおるような発言を、そこまでなさるとは極めて心外ですな。地域の弱小個人病院が手に負えない患者を引き受け、さらには急変に備えて二十四時間休みなく受け入れ体制を敷いている東和大学病院のような存在を否定なさるとは、ただただ驚きですな」
「佐沼先生の病院では、多胎児の異常出産を放置して、それを研究材料としているというではありませんか。繰り返しますが、異常児の出産による母親の悲嘆を大学病院は、なんとも思っていないのですよ」

 このままじゃ、佐沼先生は、やっぱり面高という人に言い負かされてしまうんじゃないかしら。
 画面を見ながら不安になる美紗子の目の前で、佐沼教授は大きく深呼吸をしていた。
「わたしは堕胎にも無理な不妊治療にも反対する立場なのです。人工受精でお金をとり、減胎手術でお金をとる。いっくらお金に困るようなことがあっても、面高先生のような『マッチ・ポンプ医療』の真似だけはしたくありません」
「マ、マッチポンプですと」
 反論する言葉を失いあわてる面高である。

 次の瞬間、カメラは、この論争を優利な結末に導く戦術を読み切ったかのように、ゆったりと微笑む佐沼を映していた。
「大学病院のやり方に関して、あなたがそこまでおっしゃるのなら、わたしも真実を言わせていただきましょう。面高先生の病院で先月、ある大企業の御曹司ご夫妻が無事、男女の双子のお子さまを出産なさいましたね」
「ええ、まあ」
「そのとき謝礼として一千万以上の現金をお受けとりになっていますね」
「そ、そんなこと、どういう意図でお調べになったのかは知りませんが、ま、間違っています」
「みなさん、よく聞いてください。先ほど、面高先生が五十万ほどかかると言われたのは一般の人で、その人たちはぞんざいな治療しか受けられないのです。まともな治療を受けようとすれば、実に一千万単位のお金がかかるのです。そこまでお金もうけ中心の医療であるということを忘れないでいただきたいのです」
「それは、あの、その、失敬な……、もう」

 しどろもどろになってしまった面高を相手にせずに、佐沼はテレビカメラに向かって最高の笑顔を見せる。
「子供は社会全体で育てているのです。その考えは戦前までの日本には生きていたと思うのです。ところが戦後の極端な個人主義がそれを破壊してしまったのです。
 子供を持つ女性と子供を持たない女性がまるで対立しているような社会が、本当に女性にとって幸せな社会であるはずがないのです。社会全体で子供を育てているのではなくて、自分の子供だけを自分だけで育てている。そんな偏狭な愛が母性愛なのでしょうか?
 その歪みがいまの不妊治療の現場に現れているのではないでしょうか? 」

「子供がほしいという自然な感情を、わたしは大切にしているだけなんだ! 」
 面高の声が画面の後ろから、とぎれとぎれに聴こえた。
「カップルがある確率で不妊になるのは、ごくごく自然なことなのです。不妊治療に成功したカップルは、失敗したカップルを蔑み、失敗したカップルは成功したカップルを妬む。互いに互いを必要とするという認識がない社会は、社会としてやがて破綻していくしかなくなるのです」
 大きく首を上下に振る三隅貴枝の姿が画面いっぱいに映る。
「まとめとしまして、いま不妊に苦しんでいるみなさんに一言いっておきたいのです。生むことが本当に母になることなのでしょうか? 生まないことでも母になる道があるのではないかと思うのです。女としての本当の幸せは、みなさんのすぐ隣にまで来ているはずなのです」

 ここで観客だけでなく、スタジオ中の人間がどよめく事件が起こった。どんな事件でも一度も涙を流したことのない三隅貴枝が突然、泣き出したのである。
「実は、わたしも一度、子供を流産したことがあるのです。それからずいふん長いあいだ、不妊に苦しんだのです。そして、とうとうこの胸で自分の子供を抱くという幸せをつかむことはできませんでした。それが原因でもあったのでしょうか? 来月、離婚することになってしまいました」

 ハンカチで顔をぬぐうことも忘れている貴枝の顔全体をカメラがアップする。ひび割れた厚化粧の谷間を流れ落ちるいく筋もの涙を、美紗子も食い入るように見つめる。
「このコーナーを始めるにあたって、本当にわたしとは関係のない企画だと思っておりました。しかし、いま佐沼先生の暖かいお言葉を聞いて長年の肩の荷がおりるような気がしました。どうもありがとうございました」
 一瞬の静寂ののち、割れるような拍手が起こった。

 番組の終了後、局には数百本の電話がかかり、大反響を呼んだ。
 しかし、まず問題になったのは、三隅の「黒人の母親のばあい、みんな肌の黒い子供になってしまうというような恐れはないのでしょうか? 」と、いう人種差別発言であった。
 さらに、面高の減胎手術に関しては検察庁から照会が入り、さらには面高のクリニックには国税庁の査察も入ることになる。また面高の論旨自体には日母とそれをバックアップする厚生省から、強烈なクレームがついた。後援者である厚生労働省の意見には逆らえない。この企画は当然、途中で打ち切りとなってしまったのである。

 視聴者は、圧倒的に佐沼を支持した。すべては佐沼の全面勝利に終わったかに見えたが、ただ一つ計算外のことが起こった。

『告訴状。被告、佐沼雅隆は、原告、畠田梨絵が平成五年二月十日から十一月二日まで東和大学付属病院産婦人科に通院および入院中において、羊水検査、絨毛診断で原告が胎内に宿していた胎児(出生後の姓名・畠田麻実)の染色体の本数が四十七本あることを認知し、ダウン症であることが確認されたにもかかわらず、十分な告知をせず、堕胎をすすめなかったことにより、原告は著しい精神的苦痛を受け、現在に至っている。
 よって被告の行為を、ここに告訴するものである。適用法、刑法第二一一条(業務上過失傷害罪)』
 ダウン症の子供の母親から、医療過誤があったとして、訴えられてしまったのである。
+注意+
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