松坂、2度目の先発も…五回途中4失点「力んでしまった」
サンケイスポーツ 6月6日(金)7時0分配信
【シカゴ(米イリノイ州)4日(日本時間5日)】メッツの松坂大輔投手(32)はカブス戦で今季2度目の先発、4回1/3を4安打4失点だった。4−2とリードし、勝利投手の権利を得る目前の五回一死一、二塁で降板。リリーフ投手が逆転を許した。チームは4−5で敗れた。
5月25日以来の先発マウンド。松坂は3勝目の権利を得るまで、あとアウト2つの場面で降板した。
「序盤から自分が思っている以上に力んでしまった」
先発でアピールできず、悔しそうな表情を浮かべた。3点の援護をもらった一回から制球に苦しんだ。一死から一、二塁のピンチを招くと4番スターリン・カストロ内野手(24)には甘い速球を右前へはじき返され、次打者の一ゴロの間に2点目を失った。
2点リードで迎えた五回一死から中前打と四球で一、二塁に走者を背負ったところで交代を告げられた。このあと2番手が連打を浴びて同点とされ、3番手が暴投で勝ち越しを許した。
「フォアボールが多くなって、自分を苦しめることになった。(先発で)普段考えないことを考え、普段やらないことをやってしまった」
リリーフから先発への転向を目指す松坂について、テリー・コリンズ監督(65)は「四球を出したり、不利なカウントにしたり、(松坂)らしくなかった」と分析。次回も先発起用するか、と問われ、「その予定だ」と明言した。
手薄な先発投手陣だけに、松坂にかかる期待は大きい。「とりあえず、(次も先発と)聞いています。しっかり反省して、修正したい」と気合を入れ直す。次は先発ローテ生き残りをかけた最終テストとなる。
最終更新:6月6日(金)7時0分
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