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ボスニアとセルビアの洪水被害、GDP比で最大10%も

ロイター 5月30日(金)15時56分配信

[ベオグラード 29日 ロイター] - 欧州復興開発銀行(EBRD)は29日、バルカン半島で発生している洪水により、ボスニアとセルビアの経済被害が対国内総生産(GDP)比で最大10%に達する可能性があるとの見通しを示した。

EBRDが算出したセルビア被害の暫定値は15億━20億ユーロ(27億2000万ドル)で、GDPの約7%に相当。ボスニアの被害は、同10%に相当する13億ユーロに達する恐れがあるという。

洪水は、100年超ぶりの豪雨により発生。今月に入り、ボスニア、セルビア、クロアチアで65人以上が死亡。河川が氾濫し道路や橋梁、住宅などが流された。

セルビア経済の1%、ボスニア経済の6%を占める農業への被害が特に深刻で、収穫減少による食品価格上昇からインフレが加速する恐れがあるという。

EBRDは、2014年のボスニア経済成長率を1.8%、セルビアの成長率を1%と予想しているが、下方修正の必要があるとしている。

最終更新:5月30日(金)15時56分

ロイター

 

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