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 サッカーJ1浦和レッズ公認のドキュメンタリー映画が完成し、地元や東京で7日から上映される。撮影のさなかに「JAPANESE ONLY(日本人だけ)」の横断幕事件が発生。その後の無観客試合もおさめた。「だれもがスタジアムでサッカーを楽しめるように」との思いが込められている。

 映画の題名は「We are REDS! THE MOVIE 開幕までの7日間」。親子3代で応援する家族や、愛犬を連れて練習場に通う女性など、登場するサポーターは普通の浦和のまちの人たち。ロッカールームで過ごす選手や用具係など、普段は見られない場所にもカメラが入り、500時間超の映像を70分の映画にまとめた。

 撮影のきっかけは、映画制作会社チーフプロデューサーの丸山靖博さん(46)の抱いた「違和感」だった。20年来のレッズファン。近年、スタジアムは熱狂的なサポーターが一角を陣取り、まちの人たちが近寄りがたい雰囲気になっていた。「だれでも試合を楽しめると知ってほしい」。そんな思いから、映画の企画をクラブに持ち込んだ。