第1日、7番でティーショットを放つ谷口徹=ゴールデンバレーGCで
|
 |
◇日本プロ日清カップ<第1日>
▽5日、兵庫県西脇市、ゴールデンバレーGC(7233ヤード、パー72)▽曇り、気温21・7度、風速0・9メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽144選手▽観衆2201人
ツアー通算19勝の谷口徹(46)が4アンダー、68をマークして単独首位に立った。今大会での初日首位は、この日を含めて自身3度目。Vに向かって好発進した。1打差の3アンダー2位に金亨泰(キム・ヒョンテ)=韓国、さらに1打差の2アンダー3位に松村道央(30)=吉野電化工業、井上忠久(37)の2人がつけている。ホストプロ池田勇太(28)=日清食品=は1アンダーの5位。第1ラウンドスタート前に尾崎将司(67)が左肩痛で、片山晋呉(41)が腰痛で欠場。代わって桑原克典(45)、野上貴夫(42)が出場した。
谷口は出だしの10番でボギーをたたいたが、それ以降は1イーグル、3バーディー。4アンダーで迎えた最終9番で4メートルのパーパットを、カップのど真ん中から沈めた。「何となくラインが見えていた。(同組の)小平に見せてやった」とガッツポーズを繰り出した。
メジャー大会になると闘志を燃やす。「こういうコースはティーショット、2打目、アプローチ、パットと全部そろっていないといいスコアにつながらないから、やりがいがある」という。
日本オープンに2勝。この日本プロは2010、12年と1年おきに勝利している。今年にまた隔年勝利を果たせば3勝目となり、最多6勝の尾崎将司、4勝の宮本留吉ら4人に次ぐ勝利数で、青木功、中嶋常幸に並ぶが、「まだ初日ですから、そういうデータは早いですよ」といなした。
次週は全米オープン(12〜15日)に出場する谷口は「今週いいゴルフをして来週行きたい」。世界のメジャー挑戦を前に、日本のメジャーVで通算20勝目を目指す。 (櫛谷和夫)
この記事を印刷する