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【芸能・社会】笑われる快感!? 熱海五郎一座でコメディーに挑戦 朝海ひかる2014年6月3日 紙面から
宝塚歌劇の元雪組トップスター朝海ひかる(42)が、三宅裕司(63)が率いる熱海五郎一座に加わり、本格コメディーに挑戦中だ。5日の初日を前に稽古は大詰め。連日大笑いしながら、役に磨きをかけている。 「練り込まれた台本を喜劇役者がきちんと演じることによって生まれる舞台芸術」を目指す東京喜劇の一座。思ってもみなかった世界へ、突然の出演依頼。「全く予期していなかったところからボールが飛んできた」が、「素直にうれしかった」という。 公演の元になる伊東四朗座長による伊東四朗一座旗揚げから丸10年で東京・新橋演舞場に初進出となる新作は、「天然女房のスパイ大作戦」。ゲスト主演の沢口靖子(48)が下着会社に勤める夫の浮気を疑ってスパイ活動する荒唐無稽な物語だ。 朝海の役どころは、台本には「タレント、歌手、女優」と書かれていて、確かに歌ありダンスありだが、途中から思わぬキーパーソンとして活躍する。構成・演出で出演もする三宅から注文されたのは、ひたすら「かっこよく」。ダンスの名手として知られた朝海が、期待にたがわぬパフォーマンスを発揮することで、笑いが増幅される仕掛けのようだ。 朝海も、「今までの私に、ここで必要とされていることがある。私はお笑いは素人。皆さんのお芝居の中に生きることができれば」との心構え。三宅のほかに渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太ら芸達者がズラリ。自分が出ていない場面では、ゲラゲラ笑いっぱなしだそうだ。「アドリブと思えるようなセリフも稽古の積み重ねで、一つ一つ丁寧に構築されている」と新鮮な驚きもあったという。 この一座には、大地真央、真矢みきに次いでの元タカラジェンヌの参加。女優としての道が見えかけた時に新たなチャレンジの場を得て、「またモヤモヤしてきちゃった。自分で(仕事の幅を)決めちゃダメだな、と」。本番の幕が開き、笑われる快感が忘れられなくなったら、三宅座長の思うツボかもしれない。公演は5〜29日。 ●朝海ひかる(あさみ・ひかる) 1972(昭和47)年1月24日生まれ、宮城県出身。91年、77期生として宝塚歌劇月組「ベルサイユのばら」で初舞台。早くからダンスで注目され、94年に最下級生でロンドン公演に参加。宙組を経て02年雪組トップに。06年に退団後も「暗くなるまで待って」「ローマの休日」「しみじみ日本・乃木大将」など舞台を中心に活動。東日本大震災後、「ふるさと義援金」を設立。167センチ。愛称コム。 PR情報
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