とんかつQ&A「名前を覚える」

Q.


たまにしか会わない取引先の人と会った時、「うわっやべぇ…どういう仕事してる人かは知ってるんだけど名前が全然出てこない…」って感じになって、話を振ろうにも振れないってことありませんか? 最近2回ぐらい立て続けにそういうことがあって「こりゃいかん」と思ってるんですが、人の名前を覚える簡単な方法ってないでしょうか?



お名前:酸化鉄男さん

A


たとえ悪気がなくても、名前を覚えてないと「この人、俺に興味ないんだなあ…」と嫌な気分にさせちゃうもんね。人は誰でも自分の存在が重要であると周囲に認めて欲しい生き物やから、その人にとって一番重要な記号である「名前」をしっかり覚えてあげるっちゅうのは礼儀としても大事なことや。名前や社名を間違えたままメールを送ってくる人もよくいるけど、その時点で「こんな適当な奴とあんまり関わりたくないな」と見切られちゃう可能性もあるから、新社会人のみんなは宛名を書く際はしっかりチェックしようね。
 
 
オススメなのは「自分なりのフックを付けて名前を覚える」っちゅう方法や。初対面の時に「工藤です」と自己紹介されたら、「工藤さんね…工藤工藤工藤…」と頭の中でひたすら反復する人もいると思うんやけど、この方法だと意識の表面を通過するだけで、脳にしっかり定着しないんよね。おじさんは名前を記憶に定着させるために、まず外見や言葉の響きからくる情報で「フック」を作り、その先に名前をくくりつけるっちゅうイメージで取り組んどる。さっきの工藤さんが「進撃の巨人」に出てくる猿型巨人にそっくりだった場合、「この人、猿型巨人にめちゃくちゃ似とるなぁ…。猿型巨人の工藤さんか…猿型巨人と言えば工藤…」っていう風に、「猿型巨人」ってキーワードと「工藤」って名前を頭の中で関連付けておくんよ。
 
 
そうしておくと次に工藤さんに会った時、「あれ? この人の名前なんやったかなぁ…猿型巨人に似とるけども…あ! 猿型巨人と言えば工藤さんや!」っていう風に、外見→猿型巨人→工藤という一連の情報が引き出しやすくなるんよ。ともかく名前を単語だけで覚えようとしないで、他の情報と紐付けることを意識するのがポイントやね。あとは出会ったその日に「工藤さん、もう一杯飲みますか?」「工藤さん、結婚されてるんですか?」「工藤さん、『進撃の巨人』に出てませんでしたか?」と、できるだけたくさんその人の名前を口に出すことも、記憶を定着させるんに効果的やで。
 
 
おじさんもトランクルームに保管した1万足を越える上履き一つ一つに当然名前をつけとるんやけど、「つま先のゴム部分に紫の絵の具が付着した『闇のパープルアイ』たん…」とか、「鼻をズブリと挿し入れると、いつも濡れた犬の匂いでお出迎えしてくれる『犬吠埼』たん…」とか、視覚や嗅覚に紐付いた名前をつけてあげると、す〜ぐ覚えちゃうんよね。あまりにも上履きたん達の名前を詰め込みすぎて、もうおじさんの脳のメモリは1ビットも残ってないんよ。実家の住所なんて、それに押し出されるように忘れちゃったからもう二度と帰れないんよね。このままだと無縁仏に葬られるから何とか思い出したい。















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