上戸彩が“平日昼顔妻”演じる　フジ系ドラマ「昼顔−」

　女優上戸彩（２８）が、７月スタートのフジテレビ系ドラマ「昼顔〜平日午後３時の恋人たち〜」（木曜午後１０時）で主演を務めることが決まった。夫を会社に送り出した後、家事をキチンとこなし、平日昼間に別の男性と恋に落ちる“平日昼顔妻”を演じる。昨年放送の大ヒットドラマ「半沢直樹」や昨年公開の主演映画「武士の献立」などで妻役を好演してきた上戸だが、初めての不倫役で新境地を開拓する。

　“平日昼顔妻”はフジテレビ系生活情報番組「ノンストップ！」（月〜金曜午前９時５０分）で、仏伊合作映画「昼顔」（１９６７年公開）から着想した造語として取り上げられ反響を呼んだ。これまで不倫および不倫ドラマで多かった既婚男性と独身女性という組み合わせではなく、現在はＷ不倫や独身男性と既婚女性の組み合わせが増加するなど不倫も多様化している。その一例が“平日昼顔妻”だ。なぜ彼女たちは一線を越えて情事へと向かうのか？　ドラマでは現代の主婦ならではの欲望、孤独、本音に深く切り込んでいく。

　上戸は２０１２年にＥＸＩＬＥのＨＩＲＯ（４５）と結婚。近年妻役も増え、すっかり板についてきた。しかし今回はスーパーでの万引をきっかけに昼顔妻へ身を落としてしまうパート主婦・笹本紗和を演じる。上戸は「“平日昼顔妻”なるものが社会現象になりつつある中、それは驚きの事実で…それは世の中のほとんどの人たちも同じはず」と感想を漏らす。さらに「昼顔妻たちの心情にも寄り添いながら、疑似体験していきたい。同じように視聴者にも自分を通じて疑似体験していただけるよう、体当たりしていきたいです」と並々ならぬ意気込みを語っている。

　その紗和を不倫に導き、自身も“平日昼顔妻”である滝川利佳子を吉瀬美智子（３９）が演じる。吉瀬は「恋愛のドロドロだけでなく、皆さんが共感できて楽しめるようなドラマだと思う。世代に関係なく届くように自分もワクワクしながら演じたい」とコメント。紗和の不倫相手となる高校教師・北野裕一郎を斎藤工（３２）、利佳子を毛嫌いしていたはずが、やがてのめり込んでしまう画家・加藤修を北村一輝（４４）が演じるほか、伊藤歩（３４）、木南晴夏（２８）、木下ほうか（５０）、鈴木浩介（３９）、高畑淳子（５９）の出演も決定。充実の布陣で現代社会が抱える問題に切り込んだ究極のラブストーリーを描く。