女子大の授業でLINEを導入してみた!そして学生たちのFacebook利用率が低い理由とは?
ダイヤモンド・ザイ 6月5日(木)20時5分配信
少し話は変わるが、先月、学部1年生の3泊4日の研修合宿に同行した。中身は、アウトレットモールでの実地ビジネス調査、ネイティブの英語教員を動員しての英語漬け日の設定、プレゼン発表など、ビジネスを意識したてんこ盛りのもので、研修から戻ってくると教員もぐったりである。
その内容はともかく、同じ空間に何日も一緒にいると、好むと好まざるとに関わらず、彼女たちの生態(というと大げさであるが)も少しは見えてくる。3泊目だったと思うが、全員での朝のラジオ体操を終えて外から研修所に戻ろうと歩いていると、私の後ろを歩いていた学生たちがこんな会話をしていた。
「Facebookのアカウント作ったけど、全然使ってなーい。だって使い方、分からないし」
「私アカウントも持ってなーい」
「え? だって、Facebookってオジサンがやるものでしょ? 」
「オジサンがやるもの」という台詞が私(アラフォー男)の背中をズギューンと射抜いたことは想像がつくだろう。内心「じぇじぇじぇ!! 」と絶叫していた(この反応こそオジサンなのであるが)。まさに、自分の背中が硬直したのではないかと思うほどであった。実際、数秒後、前方を歩いていた私の姿に気づいたのか、それら学生たちの会話は全く聞こえなくなった。
「オジサンがやるもの」は言い換えれば、「大人がやるもの」「社会人がやるもの」あるいは「私たちより上の年代がやるもの」ともなりえる。しかし、そういう表現ではなくて「オジサンがやるもの」と言ったのだ。オバサンでもない。
「オ・ジ・サ・ン」
「おっさん」ではなかっただけまだいいのかもしれないが、そこにセクシーさは欠片もなければ、むしろ関わりたくないという響きすらあるように思われる(私自身がオジサン世代ゆえの過大な被害妄想かもしれないが)。少なくとも、Facebookをやっていない同級生にしてみると「オジサンがやるもの」と言われたサービスをやってみたいとは微塵も思わないはずだ。
(私の担当している必須授業ではFacebookも用いているが、会話をしていた学生たちは今年の後期に私の授業を履修する学生だったと思われる)
最終更新:6月6日(金)13時5分
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