初の映画大役にドキドキ　本田望結　「しゅ、しゅっ、主演？？？」「ポプラの秋」来年公開予定

　人気子役の本田望結（９）が、来年公開予定の映画「ポプラの秋」で映画初主演を果たす。

　７歳の少女が、不思議なおばあさんと出会い、父の死を乗り越えていく心温まる物語。本田は「『しゅ、しゅっ、主演？？？　えーーー望結ですか！？』って、本当にびっくりしました。ドキドキが止まらなかったです」と小さな体に走った衝撃を表現、主演の使命感に燃えている。

　原作は映画化もされた「夏の庭　Ｔｈｅ　Ｆｒｉｅｎｄｓ」で知られる湯本香樹実（かずみ）さんの同名小説。主人公の千秋（本田）は、父親を交通事故で亡くし、失意の母つかさ（大塚寧々）とともに、ポプラの木に招かれるように「ポプラ荘」にたどり着く。ある日、不気味な大家の「おばあさん」（中村玉緒）は、千秋に奇妙な話を打ち明ける。自分は死者に手紙を届ける「あの世への郵便屋」だと。千秋は父に宛てて何通も手紙を書くうちに少しずつ「死」を受け入れていく。

　監督は「ライトノベルの楽しい書き方」などの大森研一監督。ロケ地は日本の古き良き風景が残る岐阜の飛騨高山が選ばれた。

　大森監督は「この作品は人と人とのつながりを描いていて、人の死について真剣に向き合うシーンもあったりします。いつも笑顔で表情豊かな望結ちゃんが作品と向き合い、一体どんな表情を見せてくれるだろうと思いぜひ一緒にやりたいと思いました」とラブコール。本田は「全力で頑張ります。作品に出会えたこと、全ての皆さんに感謝です。望結なりの今できる全力で『千秋』ちゃんになりきりたい」と意気込みを語っている。

　●ほんだ・みゆ　２００４年６月１日生まれ、京都府出身。２０１１年、高視聴率を記録した日本テレビ系「家政婦のミタ」で注目され、数多くのドラマ、ＣＭ、映画に出演。特技はフィギュアスケート。兄姉とともに競技会に参加、優れた成績を残している。１３年のテレビ東京系のスペシャルドラマ「スケート靴の約束〜名古屋女子フィギュア物語」では見事な滑りを披露。