たかみな「なめんな！！」　襲撃事件に怒り爆発

　ＡＫＢ４８の総監督、高橋みなみ（２３）が２８日、交流サイト「Ｇｏｏｇｌｅ＋」で、川栄李奈（１９）と入山杏奈（１８）らが岩手県滝沢市で行われた握手会で刃物を持った男に襲われた事件について怒りを爆発させた。

　高橋は、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された梅田悟容疑者（２４）の身勝手な行動に対し、「『誰でもよかった』　そんな事あってもいいのでしょうか？　私達はこんな奴のために　こんな事が起こるために握手をしてるわけじゃなかったはずです。純粋に応援してくれている皆さんと触れ合いたくて今までやってきたから…。ファンのみんなと築いてきた絆とメンバーの思いを舐（な）めないでほしい」と思いのたけをつづった。

　その上で「正直怖いです。本当に怖かったです。でもそれ以上に思う気持ちもあるんです。それは、負けたくないという気持ち。私の大切なＡＫＢ。大好きなＡＫＢ。私は絶対に負けたくない　負けたくないんだ」と締めくくった。

　ＡＫＢ４８の川栄李奈と入山杏奈が２５日の握手会で襲撃されたことを受け、２８日に東京・六本木のｉ　Ｄａｒｔｓ　ＴＯＫＹＯで開かれた「ＤＡＲＴＳ　ＬＩＶＥ×ＡＫＢ４８」の記者会見も厳戒態勢が敷かれた。

　会見はＡＫＢ４８のＡ、Ｋ、Ｂ、４の各チームの代表メンバー３人ずつがダーツに挑戦するプロジェクトの発表で、木崎ゆりあ（１８）、小嶋真子（１６）ら６人が出席。当初は入山もメンバーに入っていたが、事件を受けて欠席。川栄と同様、現在は検査入院中という。

　会場のダーツバーに控室がなく、メンバーは向かいのビルから移動。その際は警備員４人が両手を広げて並び、安全を確保した。会見には一般のファンは入れないが、会見中も警備員のほか、「警備」の腕章を着けたスタッフ１０人ほどが目を光らせた。

　冒頭で木崎は「先日、悲しい出来事が起きてしまったんですけど、りっちゃん（川栄）、あんにん（入山）、（負傷した）スタッフさんには早く元気になってもらって一緒にお仕事がしたいです。私たちも今できることを元気にやっていきたいと思います」とあいさつし、深々と頭を下げた。後の囲み取材では、川栄と入山と連絡を取ったことも明かし、「元気そうでした」と笑った。

　ある関係者は「取材陣やファンの方を不快な思いにさせたくはないが、警備は強化していく」と理解を求めた。厳戒態勢はしばらく続きそうだ。

　川栄は２８日、フジテレビ系のバラエティー番組「バイキング」に電話で生出演し、「めっちゃ元気です。全然大丈夫です」と明るい声で回復ぶりをアピールした。

　「検査入院中で安静にしていないといけないから、ずっとテレビを見ています」と番組出演者に報告。「本当にたくさんの方に心配をおかけしましたが、すぐにでも復帰できるように治療に専念したいと思います」と語った。

　川栄は同番組の水曜日のレギュラー。

　また、同じく握手会で負傷した入山も２７日夜、交流サイトで「いまは落ち着いた環境にいて、穏やかに過ごしています。毎日笑顔です！」とファンに報告した。

　大人ＡＫＢ４８の「まりり」こと塚本まり子（３７）が２８日、東京・シネマート六本木でオーストラリア・フランス合作映画「美しい絵の崩壊」（５月３１日公開）のトークショーに出席した。

　美しい母親が息子の友人と愛し合う大人の恋愛映画ということで、２児の母の塚本が呼ばれたが、これが単独では初のイベント出演。囲み取材にも初挑戦したが、両脇に制服の警備員が立つものものしい雰囲気に。関係者からは取材に不慣れなため事件に触れないよう報道陣にクギが刺されたが、塚本は“大人の対応”で「ケガされた３人の方の回復を願っています」とコメントした。

　トークショーでは「若い男性から愛を告白されたら？」と聞かれ「想像するだけでドキドキしてしまう。それだけでアンチエイジングになるのでは」と頬を染めた。

　テレビ東京は２８日、川栄らが主演する連続ドラマ「セーラーゾンビ」について、３１日未明に放送予定だった第７話を延期すると発表した。川栄は岩手県滝沢市で開かれた握手会で負傷。同局は「先般の事件を受け、総合的に判断した」としている。