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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】なでしこ アジア女王 14度目挑戦ついに2014年5月26日 紙面から
◇アジア・カップ決勝 日本1−0オーストラリア【ホーチミン禰宜田功】サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」が25日、ベトナムのホーチミンで行われた女子アジア・カップ決勝で2連覇を狙うオーストラリアと対戦し、前半28分に岩清水梓(27)=日テレベレーザ=が決めたゴールを守りきり、1−0で勝った。14度目の挑戦で悲願のアジア女王に輝いた。2011年女子W杯で初の世界一に輝いた「なでしこジャパン」は、今大会で5位以内に与えられる来年6〜7月のW杯カナダ大会の出場権を既に獲得している。大会最優秀選手に主将の宮間あや(29)が選ばれた。 左腕に巻いたキャプテンマークがホーチミンの地で輝いた。宮間の機転が貴重な先制点を生み出す。前半28分の左CK。ショートコーナーを選択した。長身ぞろいのオーストラリア守備陣の思考を硬直させた。宮間から宇津木へ。そして、岩清水が頭で仕留めた。 「名実ともアジアナンバーワンになるためには欠かせないタイトル。全員で取り組んできたことを表現する」 2011年のW杯で世界一の称号を手にした。しかし、アジア女王の座は遠かった。アジア・カップは、過去13度出場して最高成績は4度の準優勝。アジアでの戦いは、涙をのんできた歴史だった。準決勝で2アシストの宮間が、トップ下でタクトを振るい流れを呼び戻した。 気遣いの主将だ。今大会は初代表が5人。休養日も、控え組の一人一人のペットボトルに激励のメッセージを書き込んだ。「一つのチームになるのは簡単ではなかったが、充実した時間を送れた」。プレーと同様、丁寧に一体感を醸成した。佐々木監督の「とにかくタイトルを取るという思いを高めてほしい」という期待に応えた。 9回目の出場となった澤も悲願のタイトル獲得に向け、後半19分まで奮闘した。準決勝では宮間とのホットラインで2年ぶりの得点し、「あと1試合、頂点に向けていい準備をしたい」と言った。ゴールには届かなかったが、体を張った守備でチームを鼓舞した。 ただ、本当の戦いはこれからだ。「優勝するのが目的だったけど、来年(のW杯)に向けてもっと、もっと頑張らないといけない」と宮間。来年カナダで開催される女子W杯、なでしこたちはディフェンディングチャンピオンとして戦う。 PR情報
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