蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】<目撃者>ピッチ外でも最善の準備を怠らないザック監督2014年5月29日 紙面から ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表は29日、2次キャンプ地の米国フロリダ州タンパへチャーター機で出発する。チームは27日の壮行試合・キプロス戦(埼玉)後に一時解散。1日半の休息を経て、29日午後に再集合し、約10日間の本格的な強化キャンプに突入する。ザッケローニ監督は「タンパで戦術の精度、スピードを付け加えたい」と話している。日本代表はタンパで6月2日にコスタリカ代表、6日にザンビア代表と強化試合をして、7日にブラジル入りする。 W杯壮行試合のキプロス戦。選手たちの疲労は想定内だったが、微妙な連係ミスの連鎖は想定以上だった。ただ、それは「準備」の過程であぶり出された課題であり、成果である。2次キャンプ地のタンパへ、根こそぎ持ち込まなければならない。 ザッケローニ監督は、ピッチ外の「準備」も怠ってはいない。 12日のW杯メンバー発表後、協会スタッフが各地へ飛んだ。23人のメンバーから漏れ、予備登録に回った選手たちにこれまでの感謝の気持ちを伝え、激励し、そして、有事の際の協力を呼びかけたのだ。負傷者が出た場合、6月2日までは予備登録の7人から入れ替えが可能となる。電話やメールでもできる作業なのだが、あえて直接訪問し、面と向かって言葉で伝えたという。 ある協会スタッフはこう言った。 「W杯は総力戦。何が起こるか分からない。だから、何が起きてもいいように準備する。細部も含め、日本の総力が問われる。だから、そういう気遣いも大切なんです」 鳥栖のFW豊田も、その対象者の1人。「紙1枚で通知することもできるのに」−。鳥栖の尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督は、ザッケローニ監督と日本協会の細かな配慮と温かなケアに驚き、感謝していたという。 W杯1次リーグ・初戦のコートジボワール戦まで2週間ちょっと、強化マッチはあと2試合。ピッチ内外で、最善の「準備」はまだまだ続く。 (松岡祐司) PR情報
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