蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】<目撃者>自分のプレーにとらわれすぎた本田2014年6月4日 紙面から ◇国際親善試合 日本3−1コスタリカ先制を許しながら、逆転快勝劇。キプロス戦から比べれば、チームの状態は上り調子にあり、本番への「道筋」は見えつつある。その陰で、初めて主将を務めた本田だけは危機を示す水位が上昇したのは間違いない。 首をかしげたくなるような場面が2度あった。前半27分の絶好機。右からのクロスを青山がヒールで落とし、フリーの本田はGKナバスと1対1。そこで一瞬の間…。本田はダブルタッチでかわしてゴールへ向かったが、慌てて戻ってきたDFにあっけなく阻まれた。 後半開始早々。敵陣右奥へ侵入した岡崎がマイナス角度のラストパスを送ると、ゴール前で香川がシュート態勢に入っていた。なのに、本田も構わず飛び込んだ。香川を押し倒してしまう、まさかの逸機だった。 コンディションの問題なのか、プレー感覚の問題なのか。万全ではない本田は自らのプレーにとらわれすぎ、肝心の敵、味方の動きを捕捉できないでいる。だから、どうしても判断が遅れ、相手にとって危険なプレーを選択できないのだ。 求められるレベルは高く、責任も重いからこそ、その不調が際立ってしまう。同点アシストさえもかすむ盟友の苦境は、岡崎も感じ取っている。 「プレースピードをもっと上げてほしいし、圭佑にも要求している。それが上がれば、より良い圭佑になる。どこかで安全なパスを出そうとしている」 今のチームには、他に有効な手だてはない。中心軸の本田の復調なくして、日本の躍進は考えづらい。 遠藤は言う。「残りの期間でトップフォームになると思うし、もちろんいいサポートをしてあげたい。心配はしていない」 限られているけれど、まだ時間はある。チームメートの揺らがぬ信用、信頼が、本田上昇の力になると信じたい。(松岡祐司) PR情報
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