蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】香川”待望弾” 柿谷とのワンツーで中央突破2014年6月4日 紙面から ◇国際親善試合 日本3−1コスタリカ【タンパ(米フロリダ州)本紙取材団】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場する日本代表は2日、当地での強化試合で、W杯出場国のコスタリカに3−1で逆転勝ちした。前半31分に先制点を許したものの、後半15分に途中出場のMF遠藤保仁(G大阪)が同点弾。さらにMF香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)が勝ち越し点を決め、FW柿谷曜一朗(C大阪)のゴールで突き放した。日本は6日(日本時間7日)の強化試合でザンビアと対戦し、7日(同8日)にブラジル入りする。 待望のゴールに、香川は飛び跳ねてガッツポーズを決めた。絶好のボールをくれた柿谷ときつく抱き合う。後半35分、ついに長い長い「氷河期」に終わりを告げる一発が決まった。 「コンディション的にあまり良くなかったのに…。やっぱりメンタル的なところの準備が大きいのかな」。香川は苦笑いで振り返った。 香川らしい一発だった。中盤中央からの縦パスを柿谷がポストプレーでボールを落とす。これを受けるとドリブルでスルスルと上がり、ゴール中央のコスタリカ守備陣が密集するエリアへ。そこを再び柿谷とのワンツーで抜け出ると、体勢を崩しながらも、強引に右足でゴール右隅に決勝点を流し込んだ。 実は前夜はほとんど眠れなかった。「こっち(タンパ)に入ってから、時差ぼけとかあって、あまり眠れてなかった。コンディションは最悪。でも意外と動けていた」 所属するマンチェスター・ユナイテッドでは今季30試合で無得点。日本代表でも、3月5日のニュージーランド戦でPKで決めて以来の久々のゴールだ。香川の復調に、ザック監督も「それなりにいいパフォーマンスができた」と評価した。 今季は得点機はつくってもゴールが決まらず、自らにプレッシャーを掛け続けた。プレーもいろいろ工夫したが、ネットを揺らすことができない。「なぜこんなに長い期間、ゴールを決められないのか」「もどかしい」「悲しい」。そんな悲観的な言葉がつい口を突いて出ていた。 この夜、ようやくゴールを決めることができた理由に、ひとつだけ思いあたることがある。「ずっと練習をやり過ぎと感じていたけど、そこがいまになって、動きの質だったり…。キレが出てきている」。長い間苦しみながらも取り組んできた練習の成果が、いま実を結ぼうとしている。その実感がある。W杯開幕を前に、香川の調子がようやく上向いてきた。 (原田公樹) ◆ぶっつけ右サイド 大久保収穫キプロス戦でぶっつけ本番の1トップを務めた大久保が、またしてもぶっつけ本番で右サイドMFを務めた。ザッケローニ監督が「一度見てみたかった」という右サイド。「練習でもやってない。最初は心配しかなかった」という大久保は「サイドで張れ」という監督からの指示を守って奮闘。それでも後半に交代した岡崎のプレーを観察し「もうちょっと中に行っていいんだとわかった。それは収穫ですよ」と、自由なプレーができることに気付いて喜んでいた。 PR情報
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