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» 2014年06月06日 11時58分 UPDATE

Apple、アプリで仮想通貨の利用を許可

Appleはソフトウェア開発者がアプリに仮想通貨取引を含めることを許可する方針だ。(ロイター)

[3日 ロイター]
REUTERS

 米Appleはソフトウェア開発者がアプリに仮想通貨取引を含めることを許可する方針だ。Appleの「iPhone」や「iPad」でも新しい形態の通貨を利用できる道が開かれたことになる。

 Appleのアプリストア「App Store」の最新版レビューガイドラインには、次のように記されている。「アプリは承認された仮想通貨の取引を促進してもかまわない。ただし、そのアプリが使用される地域のあらゆる法律(州法、連邦法)を順守している必要がある」

 「承認された仮想通貨」が具体的にどのようなものを指すかについての説明はない。

 詳しい情報を求めてAppleの広報担当クリスティン・ユゲ氏にメールで問い合わせたが、すぐには返答を得られなかった。

 仮想通貨は、政府や中央銀行などの管理主体を持たずにP2Pネットワークで取引されるデジタル通貨だ。

 こうした暗号通貨の使用は賛否の分かれるところだ。米国では、一部の州当局が仮想通貨の規制強化を計画しており、ここ数カ月間は投資家に対し、仮想通貨の取引に際しては付随するリスクを十分に検討するよう警告している。

 一方、衛星放送大手のDish Networkは先週、デジタル通貨「ビットコイン」による決済を2014年第3四半期(7〜9月期)から受け付ける方針を明らかにした。米国では既にオンライン小売大手のOverstock.comやソーシャルゲーム大手のZyngaがビットコイン決済を導入している。

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