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厚労相 GPIF前倒しして見直しを6月6日 10時32分
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田村厚生労働大臣は、120兆円を超える公的年金の積立金を運用している「GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人」に対し、国債など国内債券が中心となっている今の運用方針をできるだけ前倒しして見直すよう要請する考えを明らかにしました。
GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人は、120兆円を超える公的年金の積立金を運用している世界最大級の機関投資家です。現在の基本ポートフォリオ=運用方針では、国債など国内債券に60%、国内株式に12%を投資するなどとされていて、GPIFは、来年度・平成27年度からの実施に向けて、有識者からなる運用委員を中心に新たな運用方針を策定することにしています。
これについて、田村厚生労働大臣は、閣議のあと記者団に対し、「デフレ経済が一定の転換をしている現在の経済状況に合わせた運用方針に見直す方が、リスクを抑えられる」と述べました。
そのうえで、田村大臣は「今週、安倍総理大臣と協議し、『運用方針の見直しを前倒ししてほしい』と指示を受けた。なるべく早く取り組まなければならない」と述べ、GPIFに対して、今の運用方針をできるだけ前倒しして見直すよう要請する考えを明らかにしました。
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