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韓国KBS 理事会が社長解任決める6月6日 4時10分
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韓国の公共放送KBSは、「社長が政府の立場に配慮して報道内容に不当に介入した」などとして報道局の幹部や記者らが職務を放棄する異例の事態が続いていることから、理事会が社長の解任を決め、混乱はようやく収拾に向かう見通しとなりました。
韓国の公共放送KBSでは、先に、旅客船沈没事故について不適切な発言をしたと伝えられた報道局長をキル・ファニョン社長が更迭し、これに対して報道局の幹部や記者らが「社長は政府の立場に配慮して報道内容に不当に介入し、報道の独立性を侵した」などと反発して職務を放棄し、労働組合もストライキを続けています。
こうしたなかKBSで5日、理事会が開かれ、キル社長の解任を求める決議案が賛成多数で可決され、KBSの社長の任命権を持つパク・クネ大統領もこれを受け入れるとみられます。
KBSは、ニュースの時間が大幅に短縮されているほか、4日行われた統一地方選挙では、当選が決まった候補を取材する記者がいないなどといった異例の事態が続いていました。
これで、混乱はようやく収拾に向かう見通しとなりましたが、かたくなに辞任を拒否してきたキル社長だけでなく、視聴者を無視してストライキを続けたなどとしてKBS全体に厳しい目が向けられており、信頼回復には時間がかかりそうです。
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