ナガシマスパーランド:遊具停止で高さ50メートルに7人

毎日新聞 2014年06月05日 20時36分(最終更新 06月06日 01時05分)

ナガシマスパーランドの遊具が最高高度の50メートル付近で故障し、クレーンで救助される客=三重県桑名市で2014年6月5日午後4時3分、大竹禎之撮影
ナガシマスパーランドの遊具が最高高度の50メートル付近で故障し、クレーンで救助される客=三重県桑名市で2014年6月5日午後4時3分、大竹禎之撮影

 5日午後1時40分ごろ、三重県桑名市長島町の遊園地「ナガシマスパーランド」で、回転式大型ブランコ遊具「スターフライヤー」が運転の途中で突然停止し、乗っていた男女7人の客が高さ約50メートルで宙づりになった。同市消防本部がクレーン車を手配し、午後4時5分までに全員を救助した。けが人はなかったという。

 遊園地を経営する「長島観光開発」などによると、乗っていたのは大阪市内から修学旅行で来ていた小学6年の女子児童4人を含む女性5人と、20代の男性2人。

 スターフライヤーは、高さ約63.4メートルの支柱から2人掛けのブランコがワイヤでつるされ、回転しながら上下する遊具。2012年3月に営業を始めた。これまでに事故はなく、この日の朝の点検でも異常はなかったという。現場周辺は朝から風雨が強まる時もあったが、通常通り運転していた。

 同社は停止した原因を調べるとともに、安全が確認されるまで営業を休止するとしている。【岡正勝】

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