蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】岩隈、7イニング無失点で4勝目 敵将も絶賛の快投2014年6月6日 紙面から ◇マリナーズ2−0ブレーブス33歳の両ベテラン右腕が明暗を分けた。マリナーズの岩隈久志投手は4日(日本時間5日)、敵地アトランタでのブレーブス戦で7イニングを6安打無失点、無四球の7奪三振で4勝目(2敗)をマーク。2−0で勝ったチームは今季最長の5連勝となった。一方、メッツの松坂大輔投手は、敵地シカゴでのカブス戦で今季2試合目の先発。5四球など制球を乱し、4イニング1/3を4安打4失点、2奪三振だった。勝敗こそつかなかったが、先発ローテ入り試用期間中の大事なマウンドで結果を出せず、チームも4−5で敗れた。 同じ33歳で、この日の最速は岩隈92マイル(約148キロ)に対し、松坂94マイル(約151キロ)。だが、結果は好対照だった。 共同電などによれば、「やっと自分のピッチングができた」と岩隈。スライダーとシンカーを中心にカウントを整え、決め球は主に宝刀スプリット。96球中71球がストライクで、高めに行ったのは意図的なつり球だけ。3〜6回は打者12人連続で凡退させ、ナ東地区首位のブレーブス打線を牛耳った。 「高めのボール球を見せたり、低めに丁寧に投げたり、ホームランを打たれずに抑えることができた」と岩隈。2被弾した過去2戦と違い、「しっかり左足を踏み込んで、腕もしっかり振れていた。この感覚が出ると大丈夫かな」と笑った。 米放送局ESPN(電子版)によれば、岩隈が先発ローテに定着した2012年7月2日から今日までの期間に限れば、その防御率はア・リーグ全投手の中でトップ。今季も規定投球回未満ながら、近年は防御率より重視されるWHIP(1イニング当たりの被安打+与四球数)0・93は、現リーグトップの田中将大の0・95を上回っている。 ブ軍の面々も白旗を掲げた。ゴンザレス監督が「88マイル(約142キロ)くらいなのに、はるかに球が速く見える」と語れば、ジョンソンも「スプリットが鍵だ。だから、90マイル(約145キロ)が95マイル(約153キロ)に感じる」と口をそろえた。 気分を良くして迎える次回登板予定は10日のヤンキース戦。楽天の後輩、田中将との初対決が見込まれるが「すごく楽しみ。コンディションをしっかり整えて、いい状態で臨みたい」。ダルビッシュも交えた三つどもえの「日本人最強投手争い」をメジャーのトップレベルで繰り広げる男は、前半戦の大一番に腕をぶした。 PR情報
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