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【大リーグ】

松坂、屈辱の4イニング1/3降板 5四球でほとんど自滅の4失点

2014年6月6日 紙面から

◇カブス5−4メッツ

 屈辱の交代だった。4−2の5回1死。あと2死で勝利投手の権利を得る場面で中前打と四球を許すと、たまらずコリンズ監督がマウンドへ。ベンチに下がった松坂は、後続の投手が同点に追い付かれると、精気が抜け落ちた表情で虚空を見詰めた。

 「全体的に球に勢いがなかったこともあり、必要以上に神経質になってしまった。その結果、ボールが多くなり自分を苦しめた」。共同電などによれば、松坂は力のない声で語った。「序盤から自分が思っていた以上に力んでしまった。分かっていたが、修正できなかった」と自己分析した通り、2回以外は毎回の5四球で、打者20人に対してカウント3ボールが10度、フルカウントが6度。必然的に降板時の球数は88にまで増えた。

 若手のモンテロがマイナー降格し、巡ってきた今季2度目の先発チャンスだった。球団地元紙NYデイリーニューズ(電子版)によれば、コリンズ監督は「らしくない登板だったが、少なくとも、あと1試合は先発させる。みんなダイスケが先発で投げたがっているのは分かっている」と“再試”を明言した。

 故障離脱している主戦右腕ジーは、復帰まで数週間を要する見込みだ。あと何度あるか分からないが、残されたチャンスで「怪物」の怪物たるゆえんを見せるしかない。

 

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