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【大リーグ】

ドン・ジマーさん死去、83歳 4球団で監督、ヤンキースでコーチ

2014年6月6日 紙面から

 カブスなど4球団で監督を務め、1996年からはヤンキースのベンチコーチとして、当時のトーリ監督を支えたドン・ジマーさん=写真、AP=が4日、米フロリダ州の病院で死去した。83歳。4月に心臓手術を受け、療養中だった。

 愛称「ポパイ」で親しまれたジマーさんは54年からブルックリン・ドジャース(現ドジャース)などで内野手としてプレー。メジャー通算12年間で打率2割3分5厘、91本塁打、352打点を記録し、ワールドシリーズにも2度(55、59年)出場し、2度とも制覇した。現役最終年の66年には日本の東映(現日本ハム)でプレーした。

 武勇伝は数知れず。今も語り草なのはヤ軍コーチ時代の宿敵レッドソックスとの2003年ア・リーグ優勝決定シリーズ。第3戦で死球をめぐって乱闘となった際、72歳の高齢にもかかわらずレ軍の“主犯格”右腕マルティネスに突進し、投げ飛ばされてけがを負った。翌日、「恥ずべき行為」などと涙ながらに謝罪会見をした。近年はレイズのシニアアドバイザーを務めていた。

 ヤ軍でともに戦ったジラルディ監督は「素晴らしい野球人だったし、自分にとっては良き指導者だった」と涙ながらに語り、トーリ元監督も「家族のような存在。私の人生に穴があくだろう」と談話を出した。 (賢)

 

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