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【プロ野球】渡辺会長と清武元代表 法廷でお互いの主張応酬2014年6月6日 紙面から
巨人の清武英利元球団代表(63)と巨人がお互いに損害賠償などを求めている訴訟で5日、証人尋問が東京地裁(大石昭彦裁判長)であった。渡辺恒雄会長(88)と清武元代表らが法廷に立ち、コーチの人事権などでお互いの主張をぶつけあい激しい応酬が続いた。裁判では、巨人が清武元代表に「虚偽の事実を公表し、重大な守秘義務違反があった」として1億円の損害賠償を求めている一方、清武元代表は不当な解任として巨人と渡辺会長に6000万円の賠償を求め反訴している。 球界を揺るがした問題が節目を迎えた。当事者の渡辺球団会長と清武元代表への証人尋問。桃井球団社長を含めた3人が並んで宣誓書を朗読した後、休憩を挟んで7時間近くにも及んだ。 大きな争点になったのはコーチの人事権の所在。「ぼくの承認が必要」という渡辺会長に対し、清武元代表は「人事権は私にある」と反論。激しい応酬となった。 2人のうち、最初に証言台に立ったのは渡辺会長。主尋問と反対尋問に大きく通る声で答えた。2011年10月20日に清武元代表が持参したという岡崎郁ヘッドコーチの留任を中心としたコーチ人事案について「わかった」と語ったとされているが、夕方だったので時間を気にしていたとし、真意をこう説明した。 「簡単に言えば早く僕の前から消えてくれ、早く帰ってもらうために促した」。了承はしていないとした上で、「それを破ったらコンプライアンス違反というのは彼の妄想ですね」と批判。清武元代表が11月11日に開いた会見前の電話についても、どう喝はなかったと主張した。 さらに、渡辺会長は電話の最後に清武元代表が「ありがとうございました。またかけ直します」と語ったことを明かし、「猫なで声で『ありがとうございます』と2度言っているのにひっかけだった。二重人格的という疑問を持たざるを得ない」と一刀両断。清武元代表が会見を強行した動機を「GM職を外される人事に対する憂さ晴らし」とも指摘した。反対尋問では声を荒らげ、大石裁判長から「冷静にいきましょう」と諭される場面もあった。 一方、午後に証言台に立った清武元代表はコーチ人事案について「10月20日の時点で確定しているので変更はできない」と主張。岡崎ヘッドコーチを降格し江川助監督とする渡辺会長のプランを見た時のことを、「これでコーチ編成計画がすべて転覆すると思った」と話し、桃井球団社長がオーナーを辞することにも「一取締役にすぎない人が一番重要な地位にある人のことを決定することがあってよいのかと思った」と語気を強めた。 この日で証拠調べは終了。9月18日の次回で結審し、判決は年内にも下される見込みだ。 (川越亮太) PR情報
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