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【芸能・社会】

梅田容疑者 殺意あった テント入り口側から順番に

2014年5月27日 紙面から

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 川栄李奈と入山杏奈らがのこぎりで切りつけられた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された青森県十和田市、無職梅田悟容疑者(24)が「人の集まるところで人を殺そうと思ってやった。誰でもよかった」と供述していることが26日、岩手県警への取材で分かった。

 握手会会場として設営されたテント内の最も入り口寄りにいた2人が入り口側から順番に襲われており、テントに入ってすぐに襲ったとみられる。県警は、AKBのメンバーを明確に狙ったのではなく、不特定多数が犯行の対象だった可能性が高いとみている。

 一方、梅田容疑者は事件前日の24日午前4時半ごろ「眠れないから散歩に行く」と言って自宅を出ていたことが家族への取材で分かった。

 家族によると、梅田容疑者は手さげ袋を持って自転車で家を出た。自宅にポスターなどAKBのグッズはなく、普段の話などからも熱狂的なファンとの印象はなかったという。

◆「問題はなかった」元勤務先の担当者

 殺人未遂容疑で逮捕された梅田容疑者が勤務していた大阪府吹田市のビル管理会社が26日、取材に応じ、担当者は「問題はなかった。あんな事件を起こすようなタイプじゃないのに」と話した。

 会社によると、梅田容疑者は2012年1月末から勤務。以前は土木関係の仕事をしていたが、その仕事がなくなったといって応募してきた。

 仕事はビル警備で、「積極的に話す方ではなく、休日の過ごし方や趣味の話もしたことがないので分からない」という。

 8月に母親の体調不良を理由に一度会社を辞め、12月に「もう一度働かせてほしい」と申し出た。13年3月末に、自身の体調不調を理由に退職。担当者は「母親思いのところがあるのかなと思っていた」と振り返った。

 

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