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【大リーグ】

黒田、内角攻めて6イニング2/3・2安打1失点 白星つかずも上昇気配

2014年6月5日 紙面から

◇アスレチックス5−2ヤンキース

 【ニューヨーク穐村賢】ベテランに安定感が戻ってきた。ヤンキースの黒田博樹投手(39)は3日、地元でアスレチックス戦に先発。6イニング2/3を2安打1失点と好投。救援投手が打たれて5勝目はならなかったが、内容は今季一番。マウンドを降りる際にファンから大歓声を受けた右腕は「自分なりに納得できる投球はできた。しっかりゲームをつくれたので良かった」と久しぶりに明るい表情を見せた。

 雨で試合開始が1時間以上遅れたマウンドで、黒田が魅せた。低めへの制球が抜群で、自身の生命線とも言えるシンカーを大胆に内角へ。「バッターの反応を見れば、(シンカーは)ある程度良かった。怖がらずにどんどんインサイドを見せられた」。2、4回はともに1死一塁でキレのある変化球で併殺打。5回に4番モスにソロ弾を許したが、それ以外は二塁すら踏ませなかった。

 救援陣が追いつかれて勝利こそ逃したが、「(状態は)上がっている」ときっぱり。開幕から我慢の投球を続ける中で、ようやく上昇のきっかけをつかんだが、39歳に慢心はない。

 「結果がすべての世界なので、1試合だけじゃなくてこういうピッチングを続けていかないと」。限界説もささやかれ始めていた中での快投劇。今後に期待を抱かせるに十分な93球だった。

 

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