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GPIF運用方針の見直し 前倒し要請へ6月6日 4時10分
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120兆円を超える公的年金の積立金を運用している、GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人に対し、田村厚生労働大臣は、安倍総理大臣と協議したうえで、国債など国内債券が中心となっている今の運用方針をできるだけ前倒しして見直すよう近く要請する方針を固めました。
GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人は、120兆円を超える公的年金の積立金を運用している世界最大級の機関投資家です。現在の基本ポートフォリオ=運用方針では、国債など国内債券に60%、国内株式に12%を投資するなどとされています。
GPIFは、有識者からなる運用委員を中心に、来年度、平成27年度から実施する新たな運用方針を策定することにしています。
これについて田村厚生労働大臣は、運用環境の変化に対応し、年度の途中からでも運用方針を機動的に見直すのが適切だとして、安倍総理大臣と協議したうえで、GPIFに対し、今の運用方針をできるだけ前倒しして見直すよう近く要請する方針を固めました。
GPIFの運用方針を巡っては、政府の有識者会議が、去年、リスクのある金融商品にも投資することなどを求める報告書をまとめており、今後の検討では株式の運用比率をどの程度、高めるかが焦点になります。
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