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雑誌で談話がねつ造 出版社が謝罪と回収6月6日 4時25分
東京の出版社が発行する月刊のファッション雑誌の中で、複数の著名な作家の談話がねつ造されていたことが分かり、出版社は、最新号に謝罪文を掲載するとともに、問題があった雑誌の回収を進めています。
ねつ造があったのは、東京の出版社、イースト・コミュニケーションズが発行する男性向けの趣味やファッションを取り上げる雑誌、「Free&Easy」の6月号です。
この雑誌では、ことし3月に亡くなったイラストレーターの安西水丸さんの思い出を語るとして、5人の談話を掲載しましたが、このうち作家の赤瀬川原平さん、角田光代さん、それにイラストレーターの南伸坊さんの3人の記事は、いずれも作家らに取材をせずに、ねつ造されたものだったことが出版社への取材で分かりました。
この記事について出版社は、すでに関係者から抗議を受けていて、不適切な記事だったとして、最新号に謝罪文を掲載するとともに、問題があった雑誌の回収を進めています。
記事を掲載された赤瀬川原平さんの妻の尚子さんは、「当時、本人は入院中で、取材を受けるはずがなかった。あってはならないことで信じられない行為だ」と話しています。
一方、出版社側は「編集者が作家の過去の発言やネットに書かれていた別の記事を引用するなどして、記事を構成してしまった」と話しています。
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