颯爽たり枚方

校訓 「自主・自律」「誠実・勤勉」「清新・進取」



校長 京田 伸吾
 
  ご 挨 拶  
   本校のホームページにアクセスしていただきまして、誠にありがとうございます。本校のことを知っていただき、また意見交換できることを、大変うれしく思います。
 京都・大阪の中間地に位置する本校は昭和38年の開校以来、校歌に唱われた「颯爽たり」の精神が教室に中庭に通用門並木に脈々と流れている、普通科と国際教養科を有する高校です。枚方高の生徒はグローバルな目で世界を見ています。建学以来の伝統の精神とともに未来志向の目を受け継ぎ発展させるのは、これからの21世紀を担う若い世代です。
 その若い皆さんを迎えるにあたって、「高校で学ぶ意義とは・・」、「枚方高で学ぶこととは・・」と考えました。皆さんにとって「本校で学ぶ意義」は、次の3つに要約されます。
 1つ目は、自己個性の見極めと社会的知恵の取得です。自分はどういう人間であるのか、どういう人間を目指すのかを掌握するとともに、社会的知恵としての勉学に励みます。
   2つ目は、人間力の獲得です。人間力とは、人間としての幅広い魅力、社会での適応性を有する社会力、人生を楽しむ生命力を総合的に醗酵させた力を言います。そのためにも、勉学だけでなく,部活動,生徒会活動を活発に行ってもらいたいと思います。この人間としての魅力、適応性ある社会力、人生を楽しむ生命力を融合させ、結果よりも一つひとつのプロセスを大切にする人間力の獲得をめざします。
 最後の3つ目は、キャリア観の入り口と出口です。自分が社会でどのような役割を担うのか、そのために今何をしたら良いのか、教室で部活であらゆる場を通して職業観意識を育みます。高校生の15歳からの3年間は、気力・体力が最大になる時期です。同時に、高校生の 視野は、これまでの小中学校の町・市の5万人・10万人レベルの視野から全府885万人レベルへと一気に広がります。そして、小学校時の他者と自分との「区別化」の時代から、中学校時の「個性を探る」時代を経て、高校では「個性を極め、伸ばす」時代へとなります。この時期こそ、自己を見つめ他者を理解することを通して自己実現を図る3年間となります。従って、自己個性の見極めと社会的知恵の取得、人間力の獲得、そして、キャリア観の入り口と出口という「本校に学ぶ三大意義」をしっかり考え、目的を持って3年間を過ごしてもらいたいと思います。
 学校は、若い世代の皆さんが光り輝くための環境づくりの場所です。学校は、教室が生きていること、生徒の皆さんが生き生きしていることが一番です。皆さんが生き生きすれば、教室が生き、学校が生きます。 皆さんも先生も保護者の方々も地域の方々も、共に共鳴し、共感しあい、生きることの素晴らしさを実感できる共通の場を、本校に根ざしたいと思います。 そして、これからの3年間、暖かい春の心で人と接し、燃える夏の心で勉学し、澄んだ秋の心で考え、厳しい冬の心で自らに向かい、それぞれの颯爽たる枚方の四季を織り成して下さい。
 夢を持ち続ける若い世代とともに、歴史の古都、文化のなにはの中間都市である地の利と,活発な国際交流と積極的な異文化理解を育む本校の特色を最大限に引き出し、地域・保護者・学校が本校のあり方、教育観の方向性を統一することにより、生徒のみなさんを支え支えあう学校づくりをめざして、教育環境をより一層発展させていくよう、教職員一同努力して参ります。皆様の激励と応援を宜しくお願いいたします。
    
 

では、どうぞごゆっくり、本校のホームページをご覧ください。


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