ヤクルト黄金期の師弟コンビが神宮で始球式を務めた。野村克也元監督(78)が打席に立ち「久しぶりじゃのう。勝負じゃ! でも、ぶつけるなよ」と宣戦布告すると、昨年限りで現役引退した石井一久さん(40)は「当たって監督が倒れると困るから」と外角高めへ山なりの緩い球を投げ、空振りで無事にセレモニーを終えた。
始球式後の囲み取材は漫才のような掛け合い。今年から吉本興業の社員となった石井さんに、野村元監督は「オレと一緒にやるか。サイン出してやるから言うとおり投げればいい」と、お笑いコンビ結成を誘った。
今後の監督復帰の可能性を聞かれると「100%ない。声がかかるワケない」と否定しながらも、オファーがあった場合を問われると「やるよ」と即答。「最下位になるとオレのとこに来るんだよ。これまで監督した4球団もそう。横浜(DeNA)が来ると思ったけど、なかなか来なかったね。中畑も大変だよ」と色気を見せていた。 (竹村和佳子)
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