広島−西武 6回裏、勝ち越し3ランを放ち、ナインに迎えられる広島・丸=三次きんさいスタジアムで(出月俊成撮影)
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◇広島6−2西武
広島が競り勝った。2−2の6回、木村の三塁打を足場に攻め、丸が勝ち越しの7号3ランを放った。8回は田中がソロで加点。2番手で2イニング1/3を無失点の中田が3勝目。西武はプロ初先発の藤原が6回にピンチを招き、継投に失敗。
◇
霧がかかり始めた三次の夜空に快音を響かせた。広島・丸がゆっくりとダイヤモンドを一周する。2−2の6回2死一、三塁。丸対策として登板した左腕・ウィリアムスを捉えた。2ボール1ストライクからの4球目、内角高めのスライダーを振り抜いた。「真っすぐが速い投手なのでセンターを意識していた。最低でも1点は取りたかった。浮いてきた球を一発で仕留められた」。決勝7号3ランだ。
今季、丸が本塁打を放った試合はこれで6勝1敗。チームは3号ソロを放った4月18日のDeNA戦(横浜)から5連勝だ。
首位で交流戦に突入した。しかしソフトバンク、オリックスに4連敗を喫した。25日に西武を相手に交流戦初勝利し、これで2連勝。対西武の連勝も一昨年から7に伸ばした。
「交流戦は出だしでつまずいたけど、いい形になってきた。自分も大事な場面で打てたし、自信になった」。パ・リーグの猛者との戦いは続くが、丸が野村コイをバットで引っ張る。 (市尻達拡)
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