難病と闘う星野監督に届け　コボスタに応援ボード

　難病と闘う星野仙一監督（６７）の回復を願うため、楽天がコボスタ宮城で行われる３１日の広島戦で来場者全員に「闘将応援ボード」を配布する。前売り段階で見込まれる２万人以上の観衆が試合前にボードを掲げる予定という。

　２６日のヤクルト戦を腰痛で休養し、腰椎の椎間板ヘルニアと胸椎の「黄色靱帯（じんたい）骨化症」という診断結果が翌日に発表された。指揮官は手術を受けることを決断し、現在は東京都内で静養。闘将不在で初めて迎える本拠地での試合は、テレビでチェックする可能性が高い。

　球団では「球場を応援ボードで埋め尽くし、星野監督の回復と現場復帰を祈念したい」と説明。“カープ女子”に象徴される熱い応援で知られる広島ファンにも「ＨＯＳＨＩＮＯ　７７」のボードを配布し、協力を呼びかけるという。

　先発する美馬は「追い込んでからの決め球を意識して調整してきた」と気合十分。今季は１勝４敗と調子が上がらない中でも先発ローテを任されてきた。「我慢して使って頂いてきた。今、恩返しをするのは勝つこと」と病床の闘将に白星を届けることを誓った。

　　（井上学）